米南部テキサス州ダラスで7日午後9時(日本時間8日午前11時)ごろ、市内の中心部で連続発砲事件があった。ダラス市警によると、容疑者2人が警官隊に向けて狙撃を繰り返した模様で、警官11人が撃たれて4人が死亡した。一般市民1人もけがをしたという。 ダラスでの事件の前、米南部ルイジアナ州で5日、米中西部ミネソタ州ファルコンハイツで6日に、相次いで警官による黒人男性の射殺事件が起きた。抗議の声は一気に全米に広がり、ダラスでも市内中心部で抗議デモが発生していた。 市警によると、容疑者はデモ隊の近くの高所から狙撃しており、計画的に警官を狙った可能性が高い。容疑者の1人は、警察との銃撃戦の末に身柄が拘束されたという。また、市警はツイッターで、迷彩色のTシャツを着てライフル銃とみられるものを持ってデモに参加する黒人の男性の写真を公表して情報を求めていたが、この男性は出頭したといい、事件と関係ない可能性