北朝鮮の国営メディアは、北朝鮮外務省のアメリカ担当の次官がピョンヤンに駐在するロシア大使と会談し、アメリカの脅威から国を守るため、引き続き、核抑止力を強化する考えを示したのに対して、ロシア側が理解を示したと伝え、みずからの核・ミサイル開発をめぐって、アメリカと中国が連携する動きをけん制する狙いがあると見られます。 この中で、ハン次官は、30日に終了したアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に言及し、「アメリカの核戦争の威嚇から国の自主権と生存権を守るために、引き続き核抑止力を強化する」と述べました。 これに対して、ロシア側は、北朝鮮側の立場に理解を示したうえで、「情勢が1日も早く緩和することを望む」として、両国の協力を進める考えで一致したとしています。 北朝鮮の核問題をめぐっては、先月28日に開かれた国連安全保障理事会の閣僚級会合で、ロシアのガチロフ外務次官が核・ミサイル開発をやめるよう北朝鮮に