M・リドレーの「繁栄」によれば、インテリというのは悲観論が好きで、また周囲からも、悲観論を述べるものは思慮深いとされ、楽観論を述べるものは馬鹿かといわれて軽蔑されるのだそうである。 1960年代:人口爆発と世界的な飢饉 1970年代:資源の枯渇 1980年代:酸性雨 1990年代:疫病 2000年代:地球温暖化 リドレーによれば、最後の一つを除いて、これらを問題にするものはもういない。 それならば、これらの主張はすべて間違っていたのか? そうではない? もしそれに対して何もしないのであれば、それは正しい場合がある。 1943年には、世界にはコンピュータの需要は5台はあるといわれた。(コンピュータの重量が1トンもあるのであれば、それは正しいかもしれない。) 鉄道ができたとき、列車が通ると馬が子を産まなくなるといわれた。 1962年にレイチェル・カーソンは「沈黙の春」で農薬(特にDDT)によっ
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