9月は、出版界にとって秋の商戦のピークです。そのせいか、ここ最近までに、注目新刊が続々と刊行されておりますね。そのごくごく一部をかいつまんでみても、以下の書目が目にとまります。 『ゼロ年代の想像力』宇野常寛著、ハヤカワ文庫JA 『ポアンカレ予想』ジョージ・スピーロ著、ハヤカワ文庫NF 『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』マイケル・サンデル著、鬼澤忍訳、ハヤカワ文庫NF、11月24日発売予定 『純粋理性批判(6)』カント著、中山元訳、光文社古典新訳文庫 『ある革命家の思い出(上)』クロポトキン著、高杉一郎訳、平凡社ライブラリー 『開かれ――人間と動物』ジョルジョ・アガンベン著、岡田温司ほか訳、平凡社ライブラリー 『ナショナリズムは悪なのか――新・現代思想講義』萱野稔人著、NHK出版新書 『西洋哲学史(1)「ある」の衝撃からはじまる』神崎繁+熊野純彦+鈴木泉=責任編