ブックマーク / urag.exblog.jp (29)

  • 注目新刊:ガザニガ『〈わたし〉はどこにあるのか』紀伊國屋書店、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    〈わたし〉はどこにあるのか――ガザニガ脳科学講義 マイケル・S・ガザニガ著 藤井留美訳 紀伊國屋書店 2014年8月 体2,000円 46判上製304頁 ISBN978-4-314-01121-1 帯文より:〈あなた〉を動かすものの正体。これまでの脳科学の歩みを振り返りつつ、自由意志と決定論、社会性と責任、倫理と法など、自身が直面してきた難題の現在と今後の展望を、認知神経科学の世界的権威が総括する。私たちは責任ある動作主だ――とはいえ、誰かが脳のなかにいて、判断を下し、レバーを引いていると感じることがある。いったい〈わたし〉の統括責任者は誰なのか? それは脳のなかのどこにあるのか? 英国スコットランドの伝統ある一般公開講座「ギフォード講義」で語られた内容をもとにまとめられた、認知神経科学の父とも言われるガザニガの集大成。 ★まもなく発売。原書は、Who's in Charge?: Fre

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    ueshin
    ueshin 2014/08/24
    「誰かが脳のなかにいて、判断を下し、レバーを引いていると感じることがある。いったい〈わたし〉の統括責任者は誰なのか? それは脳のなかのどこにあるのか?」
  • 注目新刊:『別のしかたで』『弱いつながり』『幸福論』など | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ◎注目の「実戦系人文書」3点 ★ビジネス書売場で売れる人文書、すなわち「ビジネス人文書」のことを何年か前にご紹介したことがありますが、今回ご紹介するのは、ビジネス書、とりわけ自己啓発書の手法を人文書に取り込んだ新刊です。仮に「実戦系人文書」(実践ではなくあくまでも実戦)と呼んでおきます。ビジネス書で見かけるハウツーものと違うのは、書き手がビジネスマンやコンサルタントではなく、まぎれもない職業的な「哲学者」であるということ。彼らが大学という土俵からあえて下りて広い読者層へ向けて発信したもので、読みやすいだけでなく凡百の自己啓発書にはないウイットや深みもあります。情報の洪水の中にあって自分自身の分析力と判断力を磨くために格派の知がますます求められるようになってきた現代、「ビジネス人文書」のニーズは否応なく高まるものと思われます。人文書がビジネス書売場へ進出する情況と並行して、第一線の哲学者や

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    ueshin
    ueshin 2014/07/28
    哲学も自己啓発としての面を求められている、といえるか。
  • 注目新刊:『書物としての宇宙』『メディア,使者,伝達作用』ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ◎注目文庫新刊 プラグマティズムの帰結 リチャード・ローティ著 室井尚・吉岡洋・加藤哲弘・浜日出夫・庁茂訳 ちくま学芸文庫 2014年6月 体1,700円 640頁 ISBN978-4-480-09613-5 帯文より:哲学『以後」の時代にいかにして哲学するか? 西洋哲学に底流する欲求から逃れ、知を未来へと引き渡す珠玉の論考集。 スピノザ『神学政治論』を読む 上野修著 ちくま学芸文庫 2014年6月 体1,200円 320頁 ISBN978-4-480-09625-8 帯文より:この大いなる逆説によって――スピノザは、一つの謎になった。 ★『プラグマティズムの帰結』は『哲学の脱構築』(御茶の水書房、1985年)の文庫化。原書は、Consequences of Pragmatism: Essays 1972-1980(University of Minnesota Press, 1982

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    ueshin 2014/06/16
    ローティの『プログマティズムの帰結』はアメリカ哲学のポストモダンに該当するのかな。
  • 注目新刊:ガタリ『人はなぜ記号に従属するのか』、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ★注目新刊(単行) 『人はなぜ記号に従属するのか――新たな世界の可能性を求めて』フェリックス・ガタリ著、杉村昌昭訳、青土社、2014年3月 原書は、Lignes de fiute: Pour un autre monde de possibles(l'Aube, 2011)。ドゥルーズとの共著『千のプラトー』と同時期の70年代後半に書かれた未公刊の遺作です。原題は「漏出線――もうひとつの可能な世界に向かって」。従来「逃走線」と訳されることが多かったドゥルーズ=ガタリ特有の用語を杉村さんが「漏出線」としたのは、「密閉されたシステムからの脱出と、「脱領土化」のポジティブな働きの側面を示唆するニュアンスをこめ」たものだと訳者あとがきで説明されています。目次を以下に列記しておきます。 序(リアンヌ・モゼール) 緒言 第一部 記号的従属と集合的装備 (1)無意識は言語のように構造化されていない (

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    ueshin 2014/04/07
    ガタリ、難解すぎて読めないかもね。70年代後半の未公開の遺作だとか。
  • 注目新刊:佐々木力『東京大学学問論』作品社、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    東京大学学問論――学道の劣化 佐々木力著 作品社 2014年3月 体2,600円 46判上製vii,358,10頁 ISBN978-4-86182-475-3 帯文より:斜陽の帝国=東大再生は可能か?! 近代日の「国家貴族」養成所=東京大学は受験生のあこがれの的。だが、その国際的評価は低い。時の政府の「御用学者」を務め、原子力発電推進の中心的機構にして、異論を排除してきたこの大学に未来はあるのか。独立行政法人化以降、劣化の加速する東大内部の惨状を自身の処分事件と絡めて摘出する警醒と鼓舞のための書き下ろし。 目次: 序文 第一章 東日大震災後の“国難”状況の中、衰退の局面を迎えている日の高等教育 第二章 「国家貴族」養成所としての東京大学――世界の大学の中の東大とその国策的あり方 第三章 国立大学教員処分頻発とその実態 第四章 原子力技術の国策的担い手としての東京大学 第五章 未来の

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    ueshin 2014/03/17
    「近代日本の「国家貴族」養成所=東京大学は受験生のあこがれの的。だが、その国際的評価は低い。時の政府の「御用学者」を務め、原子力発電推進の中心的機構にして、異論を排除してきたこの大学に未来はあるのか」
  • 本日取次搬入:カネなし生活本第二弾『スエロは洞窟で暮らすことにした』紀伊國屋書店 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    スエロは洞窟で暮らすことにした マーク・サンディーン著 吉田奈緒子訳 紀伊國屋書店 2014年3月 体1,800円 46判並製328頁 ISBN978-4-314-01113-6 帯文より:お金は幻想である――にせものの人生は、もうたくさんだ。10年以上一切のお金をかせぐことも、受け取ることも、使うこともせず、アメリカ・ユタ州モアブの洞窟で暮らす男、ダニエル・スエロ。彼が、うつ病や海外放浪を経て、ゲイである自分を受け入れ、何も持たない生き方を選ぶことで自由と心の平安を得るまでの軌跡を描き出したノンフィクション。 版元プレスリリースより:アメリカの西部ユタ州に住むダニエル・スエロは、三十九歳のときに全財産三〇ドルを電話ボックスに置きざりにして以来、現在にいたるまでの十数年間、一切のお金をかせぐことも、受け取ることも、使うこともせずに暮らしています。書は、保守的なキリスト教原理主義の家庭に

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    ueshin 2014/03/05
    「お金は幻想である――にせものの人生は、もうたくさんだ。10年以上一切のお金をかせぐことも、受け取ることも、使うこともせず、アメリカ・ユタ州モアブの洞窟で暮らす男、ダニエル・スエロ」
  • 本日発売:『中央公論』2014年3月号で発表「新書大賞2014」 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    日2月10日発売の月刊誌「中央公論」2014年3月号で、「新書大賞2014」が発表されています。今年で7回目。166頁から197頁が割かれています。2013年に刊行された新書をランキング形式で顕彰するものです。記事構成ですが、まずは「新書通71人が厳選した『年間ベスト10』」が掲載されています。 1位はぶっちぎりの得票数で、藻谷浩介+NHK広島取材班『里山資主義』(角川oneテーマ21)が選ばれました。2位は仁科邦男『犬の伊勢参り』(平凡社新書)、3位は堤未果『(株)貧困大国アメリカ』(岩波新書)です。4位から20位までは月刊誌現物をご覧になってください。私が推薦したは一冊だけランクインしていました。 大賞の『里山資主義』の内容紹介と選評に続いて藻谷康介さんのインタヴュー記事が掲載されています。そのあと、2位から20位までの内容紹介と選評で、さらに「惜しくもランク外ながら良書礼讃の

    本日発売:『中央公論』2014年3月号で発表「新書大賞2014」 | URGT-B(ウラゲツブログ)
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    ueshin 2014/02/10
    「1位はぶっちぎりの得票数で、藻谷浩介+NHK広島取材班『里山資本主義』(角川oneテーマ21)。2位は仁科邦男『犬の伊勢参り』(平凡社新書)、3位は堤未果『(株)貧困大国アメリカ』(岩波新書)」
  • 注目新刊:マクニール『戦争の世界史』が文庫化、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    戦争の世界史――技術と軍隊と社会(上・下) ウィリアム・H・マクニール(William H. McNeill, 1917-)著 高橋均訳 中公文庫 2014年1月 体1333円/1238円 文庫判並製480頁/384頁 ISBN978-4-12-205897-2/978-4-12-205898-9 カバー裏紹介文より(上巻):人類はいかにして軍事力の強化を追求し、技術・軍事組織・人間社会の均衡はどのように変遷してきたか。各専門分野を自在に横断し、巨大な全体像を描きだす野心的世界史。上巻は古代文明における軍事技術の発達から、仏革命と英産業革命が及ぼした影響まで。 カバー裏紹介文より(下巻):今から何百年かたったのち、われわれの子孫は、書がおもな主題とした一千年紀(ミレニアム)を、人類史上の異常な激動期として認識するだろう――軍事技術の発展はやがて制御しきれない破壊力を生み、人類は怯えなが

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    ueshin 2014/01/27
    戦争論ならカイヨワの『戦争論』(法政大学出版局)がいいね。
  • 注目新刊:ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』光文社古典新訳文庫、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    論理哲学論考 ヴィトゲンシュタイン著 丘沢静也訳 光文社古典新訳文庫 2014年1月 体880円 文庫判35+169頁 ISBN978-4-334-75284-2 帯文より:20世紀最大の哲学書。あのヴィトゲンシュタインが普通に読める、新しい『論考』の誕生。オリジナルに忠実で平明な革新的訳文! 20世紀を代表する哲学書であり、最も難解といわれる『論理哲学論考』は、シンプルなドイツ語で書かれた美しい作品だ。今回の新訳では、その微妙なスタンス、ニュアンスを、細やかな目配りで忠実に再現した。いつでも、どこでも、肩の力を抜いて読める、まったく新しい『論考』をここにお届けする。 カバー裏紹介文より:「語ることができないことについては、沈黙するしかない」。「私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する」。 「(倫理[学]と美[学]は、ひとつのものである)」──世紀転換期ウィーンの聖典、20世紀哲学の金

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    ueshin 2014/01/15
    とても理解できるとは思わないので未読。新訳でわかるようになるか。デリダ『エクリチュールと差異』の新訳も出る。とても理解できるとは思わないので未読。
  • 注目文庫10月~12月:平凡社ライブラリー、岩波文庫、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    10月から12月のここ3ヶ月間で発売された注目の文庫新刊について版元別にチェックします。取り上げる点数の多い順番にご紹介しますが、分量が多いため、二回に分けてアップします。先週はちくま学芸文庫と講談社学術文庫について書きした。今回は平凡社ライブラリー、岩波文庫、角川ソフィア文庫、文春学藝ライブラリー、文春ジブリ文庫、河出文庫について取り上げます。 ◎平凡社ライブラリー:5点5冊 2013年10月『ボルヘス・エッセイ集』ホルヘ・ルイス・ボルヘス著、木村榮一編訳、体1,200円 2013年11月『向こう岸から』アレクサンドル・ゲルツェン著、長縄光男訳、体1,400円 2013年11月『技術への問い』マルティン・ハイデッガー著、関口浩訳、体1,500円 2013年12月『美学イデオロギー』ポール・ド・マン著、上野成利訳、体1,900円 2013年12月『中国奥地紀行1』イザベラ・バード著

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    ueshin 2013/12/23
    ハイデッガー『技術への問い』平凡社ライブラリー。ハイデッガーは『存在と時間』だけがうかびあがって、全集で見た著作をあまり見ることはないね。
  • 注目文庫10月~12月:ちくま学芸文庫、講談社学術文庫 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    10月から12月のここ3ヶ月間で発売された注目の文庫新刊について版元別にチェックします。取り上げる点数の多い順番にご紹介しますが、分量が多いため、今回はちくま学芸文庫と講談社学術文庫について書きます。次回は平凡社ライブラリー、岩波文庫、角川ソフィア文庫、文春学藝ライブラリー、文春ジブリ文庫、河出文庫について取り上げる予定です。 ◎ちくま学芸文庫:8点10冊(上下巻は1点としてカウント) 2013年10月『歴史 上』トゥキュディデス著、小西晴雄訳、体1,600円 2013年10月『歴史 下』トゥキュディデス著、小西晴雄訳、体1,500円 2013年10月『空海コレクション3 秘密曼荼羅十住心論〈上〉』福田亮成校訂・訳、体1,800円 2013年11月『空海コレクション4 秘密曼荼羅十住心論〈下〉』福田亮成校訂・訳、体1,800円 2013年11月『自発的隷従論』エティエンヌ・ド・ラ・

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    ueshin 2013/12/16
    ピーター・シンガー『私たちはどうい生きるべきか』ちくま学芸文庫入り。読んだことある。ラ・ボエシの『自発的服従論』は薄すぎるね。
  • ◎注目の近刊文庫:10月創刊「文春学藝ライブラリー」、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ◆10月創刊、文春学藝ライブラリー ★文藝春秋の代表取締役社長、平尾隆弘さんが「創立90周年を迎えて――気兼なしに、自由な心持で」というメッセージで明かしていた文春学藝ライブラリーがいよいよ来月(2013年10月)創刊となります。「新文化」9月13日付記事「文藝春秋、「文春学藝ライブラリー」創刊へ」によれば、「10月18日、既刊書などを文庫版で復刊し、5点を揃えて創刊する。中高年や大学生など好きに向け、長期販売を目指す。偶数月20日発売。以降3~4点のペースで刊行、定価は1200~1600円の予定」とのこと。同記事や版元サイト、ネット書店、取次会社が公開している情報を確認したところ、以下の5点で創刊されるようです。価格は税込。 江藤淳『近代以前』1491円、ISBN978-4-16-813001-4 福田恆存『保守とは何か』浜崎洋介編、400頁、1607円、ISBN978-4-16-81

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    ueshin 2013/09/29
    「10月18日、既刊書などを文庫版で復刊し、5点を揃えて創刊する。偶数月20日発売。以降3~4点のペースで刊行、定価は1200~1600円の予定」
  • 「オルタナティヴ棚」@紀伊國屋書店グランフロント大阪店 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    先月4月26日「グランフロント大阪」南館6階に開店、まもなくオープン1か月を迎え売上好調と聞く、紀伊國屋書店グランフロント大阪店さんの哲学思想棚をご紹介します。同店は1060坪で、1000坪以上の大型店としては、同rチェーンで札幌店、新宿店、新宿南店、梅田店、福岡店に続く6店目。店内には伊東屋とスターバックスが併設されています。人文書はあえて1箇所に集約せず、哲学思想棚は、文芸書や芸術書に隣接した場所に設置されています。中でも、新設された「オルタナティヴ」棚(下記写真:C20-07)は、その名の通り、オルタナティヴな政治経済思想をまとめた棚で、いわば「もうひとつの可能な世界」像を先取りし提示するものです。フェアではなく常設棚としてプレートを掲げて展開するのは全国で初めての試みかもしれません。企画者は部MDのY課長代理。私も少しばかりお手伝いをさせていただきました。以下はYさんから

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    ueshin 2013/05/21
    「文庫で読む哲学の名著」の棚がいいね。岩波文庫と中公クラシックスとちくま学芸文庫がならぶ異色の棚だね。
  • 注目新刊:42年ぶりの新訳、フーコー『知の考古学』河出文庫、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    知の考古学 ミシェル・フーコー著 慎改康之訳 河出文庫 2012年9月 体1,300円 文庫判並製440頁 ISBN978-4-309-46377-3 カバー裏紹介文より:あらゆる領域に巨大な影響を与えたフーコーの最も重要な著作を気鋭が42年ぶりに新訳。フーコーが『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』を生み出した自らの方法論を、伝統的な「思想史」と訣別し、歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた「考古学」を開示する。それまでの思考のありかたに根底から転換をせまる名著が新たなすがたで甦る。 原書:L'Archéologie du savoir, Gallimard, 1969. 目次: 緒言 I 序論 II 言説の規則性 I 言説の統一性 II 言語形成 III 対象の形成 IV 言表様態の形成 V 概念の形成 VI 戦略の形成 VII 注記と帰結 III 言表とアルシーヴ I 言

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    ueshin 2012/09/03
    フーコーも文庫でどんどん読めるようになっていますね。『監獄の誕生』とか『狂気の歴史』新潮社は文庫になることはあるのでしょうか。
  • 青土社『現代思想』40周年フェア@リブロ池袋店ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ◎『現代思想』刊行40周年記念フェア ~雑誌『現代思想』が歩んだ40年~ 2012年7月17日(火)からリブロ池袋店書籍館カルトグラフィアにて「『現代思想』創刊40周年記念 雑誌『現代思想』の歩んだ40年」フェアが開催されています。「店頭にはこの40年を外観できる年表を展示し、同時に関連書籍を並べ、創刊40周年を迎えた『現代思想』を中心にこの40年の出来事とを見渡せるフェアになってます」とのこと。さらに、店頭では特別冊子を無料配布。1973年創刊号から2012年現在までの特集名と、『現代思想』の寄稿者の先生方からのコメントが掲載されています。先生方にとってもっとも印象的だった特集号についても言及あり。フェアは池袋店のほかにも、リブロ福岡天神店、町田店、吉祥寺店で同時開催中です。吉祥寺店はバックナンバーのみの展開とのこと。 青土社営業部さんからのメッセージは以下の通り。「小誌『現代思想』は

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    ueshin 2012/08/04
    現代思想の購読者数、読書人口ってどのくらいいるのかな。
  • 書影公開:6月下旬発売、バトラー『権力の心的な生』 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    弊社近刊、ジュディス・バトラー『権力の心的な生――主体化=服従化に関する諸理論』の書影を公開します。書店様に申し上げます。弊社新刊はパターン配を行いませんので、事前にご発注があった冊数のみ送品いたします。事前のご予約の締切は明日6月16日(土)18時です。FAXやEメールにて承ります。FAX番号やメールアドレスは弊社ウェブサイトで公開しています。締切後の受注分は配後に注文条件で出荷することになりますので、あらかじめご了承ください。読者の皆様にお知らせいたします。同書の予約はネット書店「honto」で受付中です。発売は6月25日以降の予定です。どうぞよろしくお願いいたします。 2012年6月22日取次搬入予定 *現代思想/哲学 権力の心的な生――主体化=服従化に関する諸理論 〔暴力論叢書6〕 ジュディス・バトラー著 佐藤嘉幸・清水知子訳 46判(タテ190ミリ×ヨコ130ミリ)並製280

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    ueshin 2012/06/15
    「ひとはなぜ、権力への服従を欲望するのか?」
  • 本日取次搬入:ラッツァラート『〈借金人間〉製造工場』作品社より | URGT-B(ウラゲツブログ)

    〈借金人間〉製造工場――“負債”の政治経済学 マウリツィオ・ラッツァラート(Maurizio Lazzarato, 1955-)著 杉村昌昭訳 作品社 2012年6月 体2,200円 46判上製240頁 ISBN978-4-86182-390-9 帯文よりより:“負債”が世界を支配している! 私たちは、借金しているのではない。金融資主義によって、借金させられているのだ! 欧州で話題のベストセラー! なぜ私たちは、ローンのために働くのか? なぜ国家は、債務のために緊縮財政に追い込まれるのか? それは、金融資主義とは“負債”によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである。 帯文(裏面)より:金融資主義とは、“〈借金人間〉製造工場”である! 現在、国家の“負債”も、個人の“借金”も、世界的に急増しつづけており、国家財政にとっても、私たちの人生にとっても、最大の脅威となっている。

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    ueshin 2012/06/14
    「金融資本主義とは“負債”によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである」。ニーチェやドゥルーズ、フーコーを駆使しながら語った本だと。
  • 新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる予定の本屋さん | URGT-B(ウラゲツブログ)

    2012年6月28日(木)オープン ジュンク堂書店上町店:図書270坪 大阪大阪市天王寺区上町6-1-55 近鉄百貨店上町店 11階 帳合はT。弊社へのご発注は芸術書少々。近鉄「上町」駅直結の近鉄百貨店の11階にある「ビッグウィル上町店」(2009年3月19日オープン、近鉄百貨店およびビッグウィルのウェブサイトでは名称は「近鉄ブックセンター」上町店)が、ジュンク堂に名称を変更し商品を拡充してリニューアルオープン。 近鉄百貨店の100%子会社だったビッグウィルは今年3月29日、株式の86%をジュンク堂書店が取得。「新文化」2012年3月28日付記事「ジュンク堂書店、ビッグウィルの株式86%取得」によれば、「ジュンク堂書店が資参加することで近鉄百貨店と連携した店舗運営、出店政策を図る。近鉄百貨店阿倍野新店への出店予定もある」とのこと。 これに伴い、ビッグウィルの代表取締役社長

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    ueshin
    ueshin 2012/06/14
    なんかややこしいが、上本町の近鉄にジュンク堂ができる、名前が変わるわけ? 百貨店というだけで足が遠のくが。
  • 注目文庫新刊:2012年2~3月 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ★今月来月の文庫新刊の中から気になる書目を抜き出します。 ◎2012年2月 2月1日 草思社文庫『銃・病原菌・鉄(上・下)―― 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』ジャレド・ダイアモンド/倉骨彰訳 2月8日 ちくま学芸文庫『「伝える」ことと「伝わる」こと――中井久夫コレクション』中井久夫 2月8日 ちくま学芸文庫『ゴダール 映画史(全)』ジャン=リュック・ゴダール/奥村昭夫訳 2月8日 ちくま学芸文庫『フンボルト 自然の諸相─―熱帯自然の絵画的記述』アレクサンダー・フォン・フンボルト/木村直司訳 2月8日 ちくま学芸文庫『ニーチェ――自由を求めた生涯』ミシェル・オンフレ原作/マクシミリアン・ル・ロワ画/國分功一郎訳 2月9日 ハヤカワ文庫『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上・下)』マイケル・サンデル/NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム+小林正弥+杉田晶子訳 2月10日 講談社学

    注目文庫新刊:2012年2~3月 | URGT-B(ウラゲツブログ)
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    ueshin 2012/02/19
    『銃・病原菌・鉄』が草思社文庫から出たようですね。草思社文庫みたことがない。ソーカルの『知の欺瞞』も岩波現代文庫入り。
  • ラカンが待望の文庫化!『二人であることの病い』講談社学術文庫 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    二人であることの病い――パラノイアと言語 ジャック・ラカン著 宮忠雄+関忠盛訳 講談社学術文庫 2011年12月 体720円 A6判並製185頁 ISBN978-4-06-292089-6 帯文より:巨人の思想の原点に触れる。「症例エメ」他、読み易い初期論文5篇を収録!! カバー紹介文より:フロイト精神分析を構造主義的に発展させ、20世紀の思想潮流にあって、確固たる地位を占めたラカン。書は、ラカン最初期の1930年代に発表された五篇の論考を収録。「症例エメ」「《吹き込まれた》手記」「パラノイア性犯罪の動機」の三篇は、症例報告の記録性があり、明澄ですらある。現代思想の巨人の哲学の出発点を探るための必読書である。 訳者まえがきより:フランスの伝統的な精神医学のほか、ヤスパース、クレッチマー、フロイトなど、ドイツ語圏の文献を盛んに読んでおり、精神分析よりは現象学の明晰さに親和性を感じていた

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    ueshin
    ueshin 2011/12/19
    「20世紀フランス構造主義の日本受容においてもっとも際立っていた四名(レヴィ-ストロース、アルチュセール、ラカン、バルト)の中で唯一、著書の文庫本が今までなかったのはラカンだけでした。」