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「就職氷河期」という言葉が定着するようになって久しい。一時は回復の兆しが見えそうな時期もあったがリーマンショックですべてが吹き飛んでしまった。雇用に関して僕ら若者は入口に立つことすら困難な時代になったと言っていい。「非正規雇用の増加」なんて言葉もしばし声高に叫ばれている。 それでは会社に入った後はどうだろう。すると「終身雇用の崩壊」「成果主義の徹底」なんて言葉をよく耳にする。定年まで勤められるかどうかも定かではなく、常に成果を求められる。どうやら会社に入ってからも大変な時代のようだ。 最後に老後はどうか。言うまでもなく「年金の崩壊」を誰しも思い浮かべることだろう。仮に定年を迎えたとしても安全な老後は保証されていない。 上記のような言葉を目にして未来に希望を持てなくなっている人が増えている気がする。げんにネット上の意見を見ると高齢者を「逃げ切り世代」と恨めしく述べる人がいるのをよく目にするし
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「新卒ニート3万人」──。 今週の火曜日(8月28日)。日本経済新聞はこうした見出しを掲げ、朝刊1面のトップで今年3月に大学を卒業した若者たちの進路状況を報じた。 昨今の大学生の就職活動、俗に言うシューカツの厳しさに関心を持つ方々の中には、この記事を読んで首をかしげた人も少なくないだろう。記事中に、就職率として63.9%という数値が記されていたからだ。 なぜこの数値が引っかかるのか。それは、同じ日経新聞が今年5月15日付け朝刊で、「大卒就職率93.6%に改善 今春卒業、支援策効果か」という記事をグラフ付きで掲載していたからである。 後者の記事にある大卒就職率も、今年3月の大卒者についてのデータである。63.9%と93.6%。なぜ30ポイントも
画像1:明治大との1年単位の契約関係を示す文書。明大広報によると、明大では非常勤講師のことを兼任講師と呼んでおり、その給与は、39歳以下が写真のように講師給1号俸となり、1コマ(1週2時間)当たり月額3万800円。40歳~49歳が講師給2号俸となり、1コマ当たり月額3万1100円。50歳以上は講師給3号俸で1コマ当たり月額3万1400円 正規・非正規の均等待遇が全く進まない日本の労働市場。その格差がとてつもなく大きい組織の1つが、大学だ。明治、立教、成蹊、明治学院など8大学で教壇に立つコールさとう氏(本名=佐藤壮広、44歳)は、非常勤講師として週10コマを教えているが、年収は200万円台にとどまり、社会保険にも加入できない。佐藤氏はその悲哀を、歌を通して学生や専任教授たちに訴えかけているが、そのコール(呼びかけ)に対するレスポンス(応答)はまだまだ少ないのだという。同氏に大学内でまかり通る
Thursday, August 30, 2012 自転車で深夜の山手線一周 慎重に検討を重ねた結果、誠に残念ではございますが、終電後の山手線29駅を自転車で回ることとなりました。今後の活躍を心よりお祈りいたします。 ここはまだ安全な場所 というわけで、まず深夜1時半の鶯谷に着く。山手線の全駅中、車窓から外を覗くだけで新宿よりも渋谷よりも池袋よりもナニをどうするための場所なのか一目瞭然のあの街である。虹の橋を渡って行く大人の世界である。 山手線の中では家から近いのだが、実は鶯谷駅を自分は利用したことが無い。そのため、どこに改札があるのか正確に知らず、適当に道を入ったら、ああ、ネオンが綺麗で死にたい。 かつてはウグイスが鳴いていたのかもしれないが、今この街で鳴いたり鳴かせたりしているのは人間である。林立する大人の巣箱。地面だけを見つめ周囲を遮断しながら、その隙間を縫うように進む。 だが
古来から「メメント・モリ(死を思え)」と言うように、人は生まれた瞬間から死に向かって生き続けます。生きるために死ぬのか、死ぬために生きるのか? 気になるあの人に死生観を聞いてきました。 「何歳まで生きますか?」雨宮まみさんに聞く【前編】 自らの「生」と「性」に向き合った著作『女子をこじらせて』によって、今や「女子としての<生れ出づる悩み>を語らせたらこの人」というべき存在になった雨宮まみさん。その「こじらせ」は死生観にどのような影響を及ぼしているのか、たっぷりと語ってもらいました。3.11の受け止め方は、かなりの衝撃でしたね……。
厚生労働省は30日、10年「社会保障を支える世代に関する意識等調査」結果を公表した。30〜39歳の男性の非正規労働者の未婚の割合は75.6%に達し、04年の前回(45.5%)より30ポイントも増加した。非正規労働者の経済的な不安定と、未婚化の進行が強く結びついている現状が明らかになった。 男性の未婚割合は30〜39歳では正規30.7%(前回25.4%)に対して非正規75.6%(同45.5%)。40〜49歳でも正規15.1%(同14.1%)、非正規45.7%(同25.3%)と正規・非正規の差が前回より大幅に拡大した。 一方、女性は正規の方が未婚割合が高く、30〜39歳で正規46.5%(同44.8%)、非正規22.4%(同13.0%)、40〜49歳は正規22.3%(同13.5%)、非正規6.3%(同7.1%)など。こちらは女性が働きながら結婚・子育てをする環境がなお十分ではない状況が反映してい
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