2020年9月5日のブックマーク (4件)

  • 『歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか』(毎日新聞出版) - 著者:大治 朋子 - 大治 朋子による本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:大治 朋子出版社:毎日新聞出版装丁:単行(ソフトカバー)(352ページ)発売日:2020-08-03 ISBN-10:4620326380 ISBN-13:978-4620326382 「あなたは、自分や自分の家族が無差別殺人を犯す可能性があると思いますか」 そう聞かれて、「はい」と即答する人はほとんどいないだろう。 「そんな凶暴な人は、そもそも自分たちとは無縁の世界の住人だから」 もしあなたが咄嗟にそう感じたのなら、書は一読する価値がある。 2年連続新聞協会賞を受賞し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞した大治朋子氏(毎日新聞専門記者)が、テロリズムや過激化の問題の核心を突き止め、解決・防止策を提示する。 「自分は絶対に正しい」という思い込みが人間を凶暴にするコロナ禍に現れた「自粛警察」、過激化するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上の中傷、急増するローンウルフ(一

    『歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか』(毎日新聞出版) - 著者:大治 朋子 - 大治 朋子による本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    ueshin
    ueshin 2020/09/05
    正義の凶暴化って、哲学でもあまり聞かない議論に思ってきたのだが、アニメでは常識に入ると聞いて、そんなものかと。正義の残酷性は、とくに日本人にはもっと啓蒙されるべき。
  • あまり読まない人が古典だけを読むのは最高に面白くて効率がいいと思う理由を長々と解説する|山下泰平

    そういう人ではあるけれど、日常生活を送る上で実用的かつ頻繁に活用している考え方は100冊分くらいかなと思う。 それは習得した資格などではなく、もっと抽象的なもので、個別の事例に対処するというよりは、もう少し普遍的でだいたいの場所で使うことができる。例えば「技術は知識で生れるものだから、これをするためにあれを学んでおこう」だとか、「これはなにも生み出さないものだけど、美しいから知っておこう」だとか、そういった感じである。 ものすごく役立つというわけではないけれど、仕事や日常生活のそこかしこで、そういった考え方を使っていて、広くて長い目で見ると正しい決断をするために活用できていると思う。 私が多用している情報、あるいは考え方のほとんどは古典から学んだものだ。もちろん他ジャンルの考え方も使ってはいるが、割合としては3割くらいだろうか、とにかく大昔に古典を乱読しておいて良かったとは思っている。 そ

    あまり読まない人が古典だけを読むのは最高に面白くて効率がいいと思う理由を長々と解説する|山下泰平
    ueshin
    ueshin 2020/09/05
    時代に厳選されているし、外国の翻訳本は、日本の本が大量に出回って選ぶのがむずかしいのに比べて、すでに評価で厳選されているものだし。古典は多くの人に支持をうけたから、いまも読まれている。
  • 「叩いて構わない奴は、とことん叩いていい社会」を、子どもたちは見て育つ。

    オンラインでもオフラインでもしばしば思うことがある。 今日の日社会では、ネットであれテレビであれ 「バッシングを公認されるような過失・落度のある相手は、どれだけ叩いても構わない。その際、相手がどうなるかは配慮しなくて構わない。それが社会だ と言いたくなる風景がしばしばみられる。 なにか不祥事や事故があったら、法的責任が問われるだけでは済むとは限らない。 その責任者は罵倒され、ときには土下座させられる。 法的責任を追求するのとは別に、“感情を納得させる”ために罵倒すること・土下座させることを正義とみなす空気が発生することもある。 もちろん、そうした罵倒や土下座に警察が口出しをすることはない。 最近になってようやく、マスメディアが苦言を呈するようになったぐらいだ(ただし、マスメディアが煽ることもまだある)。 罵倒や土下座強要は、被害届を受理するほどのものではないし、仮にそれで誰かがうつ病にな

    「叩いて構わない奴は、とことん叩いていい社会」を、子どもたちは見て育つ。
    ueshin
    ueshin 2020/09/05
    これ、ほんとそう思う。日本人の最大の危険だと思う。犯罪者バッシングが、一般の人の道徳や倫理にまで落ちてきた感じ。ストレスのはけ口を外部のものに求めすぎた結果の災厄。
  • どん底の鬱を筋肉でねじ伏せた話。(追記)

    会社勤めをしていた時、ストレスから睡眠障害を引き起こした。 不眠から職場での居眠りが目立つようになり、注意されては凹む、を繰り返しているうちに驚くほどさっくりとになった。 睡眠は恐ろしい程に大事だった。 家からとにかく出られず、家から徒歩三分の場所にある心療内科に行けるまでに一ヶ月もかかった。意を決して家から出ても、病院までの三分の道のりは号泣するくらいに怖かった。 病院に何とかかかったものの、これといった薬は出されなかった。カウンセリングでもなく、こちらから一方的な話をするだけの診療だった。 結局、睡眠導入剤だけを渡された。 薬で何とか眠れるようにした。悪夢と付き合いながら眠れるように努力し、体と心はガタガタのまま、束の間の休職の後になんとか復帰した。 同僚たちは優しかった。ずっとこの会社で働きたいとすら思うほどに暖かかったが、上層部は休職した私を暖かく迎えてはくれなかった。 社長から

    どん底の鬱を筋肉でねじ伏せた話。(追記)
    ueshin
    ueshin 2020/09/05
    リアル。体力で気力を回復できたのだろうが、マインドフルネス、認知療法も併用すべき。壁がまだある。