「働く」というのは、人の一生の大きな時間を占めるものであり、「働き方」の選択というのはすなわち生き方の選択と言えます。今年も多くの学生が生き方を選択する就職活動が解禁となりました。また現在社会に出てバリバリと働いてらっしゃる方にも漠然とした将来への不安やキャリアへの展望を思い描く方もいらっしゃるでしょう。 一昨年くらいからノマドというワークスタイルを盛んに推奨する言説が増えましたが、その対義語として社畜なんて単語も誕生しました。要するにフリーランスか、雇用されるかという二項対立ですが、本来はその二極の間に多様な働き方のレイヤーがあることが望ましいのではと思います。具体的にはハイブリッドワーカーやダブルキャリアのような雇用されながらも、他に仕事を持つという生き方ですね。 僕は映画に関わる人間ですが、映画学校時代の同級生にはプロになった者もいれば、一般企業に就職して映画と一切関わりを持たなくな