ブックマーク / www.d-tsuji.com (1)

  • 友だちがいないと見られることの不安

    ある家裁調査官は、ノンフィクションライター小林道雄の取材に答えて、次のように語っている(小林道雄「感受性の未熟さが非行を招く」『世界』二〇〇一年一月号、五一頁より)。 「最近の子どもたちの周囲の目に対する敏感さ、と言っても同年齢集団の目に対する敏感さなんですが、それはちょっと異常なものがあります。たとえば、一人で昼ご飯をべていたとすると、あの子はかわいそうな子だとか友だちがいない子だとか、そういうふうに見られるんですね。そして、それがすごくつらい。だから、誰でもいいから仲間がいるほうがいいとなります。私は少年係になって十三年になりますが、かつての子どもはそれほどまわりの目を気にしていなかったと思います。何より感じる違いはそのことですね」 非行少年、犯罪少年に限らず、私が日ごろ接する大学生からも似たような話を聞いたことがある。昼休みに大学の堂で一人なんて、まわりから友だちのいない人に見ら

    ueshin
    ueshin 2014/04/03
    孤独感の本質はこれだと思う、「人間失格」のめじるしになってしまっている。友だちに承認されないと場に存在してはならないという戒律は同調圧力の刑場に近い。
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