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  • 『「経済人」の終わり―全体主義はなぜ生まれたか』 P.F. ドラッカー (著) - joy - a day of my life -

    1939年に出版された『経済人の終わり』というを読みました。著者はP.F.ドラッカーという政治学を専攻するドイツ人の青年で、37年に渡英し、その後アメリカに渡っています。 これは、それまでドイツにいたこの青年が、ナチズムの起源とその体制の特徴を分析し、それに対峙する西欧諸国が採るべき方策を示した書です。 著者によれば、ナチズムの発生の大きな原因は1930年代までのドイツにおける資主義の挫折でした。大恐慌を機にドイツを襲った記録的なインフレにより、市民生活は破壊され、経済的な危機がもたらされます。 当時の世界的な大恐慌がショックだったのは、その実害の数字だけでなく、当時における資主義のイメージが壊れたことにありました。 慢性化する不況と貧困の中で、19世紀までに夢を求めてアメリカを目指す移民がヨーロッパから大量に発生しました。このアメリカ大陸の存在により、そのままであれば飢餓と貧困に被

    『「経済人」の終わり―全体主義はなぜ生まれたか』 P.F. ドラッカー (著) - joy - a day of my life -
    ueshin
    ueshin 2015/12/05
    ドラッカーの39年の全体主義分析はこんにちと通じるか。「ポジティブな社会構築の計画を放棄したナチズムにとっては、他者を否定することだけが民衆の人気を得る手段だった」
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