東京都の先月の人口の動きは、転入が転出を3万人余り上回る「転入超過」となりました。去年の同じ月に比べると東京からの転出者が減っており、総務省は一極集中の動きに戻るのか注視したいとしています。 総務省によりますと先月の東京の人口の動きは転入が9万8812人、転出が6万5641人で転入が転出を3万3171人上回り、3か月連続で「転入超過」となりました。 3月は就職や進学で東京への転入が増える時期ですが、「転入超過」の人数は去年の同じ月よりも5300人余り多くなっています。 これは転入者がおよそ1500人増える一方、転出者がおよそ3900人減ったためで、総務省は「コロナ禍で東京から地方に出る動きが続いていたが、今後、一極集中に戻るのか注視したい」としています。