uesugi1530のブックマーク (268)

  • [書評]太平洋の試練 真珠湾からミッドウェイまで(イアン・トール): 極東ブログ

    太平洋戦争とはどのような戦争であったか。なぜ日は米国と戦争をしたのか。こうした問いに答えることは、容易でもあると同時に困難である。 容易というのは、すでにレディメードな解答が用意されているからだ。だがこの容易さは、どれほど学問的な装いをしていても、連合国軍総司令部(GHQ)が指導した戦後神話の影響を受けているのではないかという疑念が伴う。なにより「大東亜戦争」という呼称が上書きされている。もっともこの呼称は「支那事変」を含めていると見てよいこともあるだろう。 さらに戦後神話は近年では、太平洋戦争そのものの意味合いさえ薄め、「十五年戦争」的なアジア侵略を際立たせている。軍国主義日といった思考の枠組みが優先されるからだろうか。「日戦争をすべきではなかった」から演繹されたような光景にも見える。 困難であるとすれば、戦後神話を除いたとき、太平洋戦争がどのような光景に見えるか、と問うことだ。

  • なんとなく心に引っかかっている、やりきれない二つのニュース: 極東ブログ

    なんとなくブログを書かない日が重なった。そういうことは珍しくもないし、このところどういう風の吹き回しか、フランス語の勉強に凝っていることなどもあってブログに回す時間が減ったこともある。が、もう一つ理由があって、ブログに向き合うとあのニュースの話題を書こうか書くまいかと悩んで行き詰まってしまう。それだけ心にひっかかっていることなので、少し書いておこう。二つある。 一つは、横浜市緑区の踏切内に倒れていた74歳の男性を助けようとした女性が電車にひかれて亡くなった事件である。痛ましい事件であり、ご遺族の方に哀悼したい。彼女の善意と勇気を称賛する反面、その結果にやりきれない思いもした。こういうとよくないが自分のような臆病者にはあまり直視したくない話題でもあった。 話題はその後、大きくなっていった。メディアが美談として取り上げたせいもあるが、政府が紅綬褒章を授与させたこともあっただろう。紅綬褒章は「自

  • 極東ブログ

    一昨日、昨日と続く東京市場の大暴落と今日の回復に関連して、この市場の変動と世界経済の今後について、AI (LLM) と対話を行い、その対話のログから、インタビュー記事を自動生成してみました。というわけで、以下がその結果です。ヴィンセント博士はAI (LLM) で記者は私です。 「世界経済の行方 - AI (LLM) が語る最新動向と展望」 記者: 日は、経済アナリストのヴィンセント博士をお招きし、世界経済の最新動向と今後の展望についてお話を伺います。ヴィンセント博士、よろしくお願いいたします。 ヴィンセント博士: こちらこそ、よろしくお願いいたします。 記者: まず、最近の日の株式市場の動きについて伺いたいと思います。8月5日に大暴落があり、翌日には回復しました、この急激な変動をどのように分析されますか? ヴィンセント博士: はい、8月5日の日株式市場の大暴落とその翌日の急激な回復は

  • 台湾「東シナ海平和イニシアチブ」の実質発動: 極東ブログ

    香港の民間団体「保釣行動委員会」による15日の尖閣諸島上陸に関連した台湾側の動向について、なぜか日ではあまり報道されていない印象の、興味深い動向があるので、簡単に言及しておきたい。 今回の香港側の尖閣諸島上陸活動は、基的には、7月就任にしてすでに閣僚の不正疑惑や中国愛国主義への反対活動でレイムダック化する不安を抱えた梁振英・香港行政長官など香港側のご事情が背景にあるが、この件で、中国土側ができるだけ露出を避けたかった台湾の外交姿勢があった。この問題を象徴するのが、中国の二つの国旗である。 保釣行動委員会の活動家は今回尖閣諸島に、大陸側共産党の「五星紅旗」と台湾側国民党の「青天白日満地紅旗」の二種類の国旗を掲揚した。保釣行動委員会の思惑としては、台湾側へのラブコールと、大陸と台湾の双方が団結して日に当たるという国共合作的な演出の思惑の二点があった。余談だが、青天白日旗は九龍城で掲げら

  • 河本準一さんをめぐる生活保護費の不正受給疑惑について: 極東ブログ

    お笑いコンビ「次長課長」の河準一さん(私はこの人全然知らないのだけど)の母親に生活保護費が不正受給されていたのではないか、とする疑惑問題がツイッターで沸騰していた。何かが発動しているんだな、なんなんだろうかと、蟻の生活を観察するように(参照)眺めてみた。よくわからないせいか、自分の印象は浮きまくった。うむ。だったら異論の一つとしてブログに書いてみてもいいんじゃないか。ごく簡単に書いてみたい。 当の疑惑問題だが、NHK的にはこうまとめていた。「河準一さん 生活保護費返還へ」(参照)より。読むとわかりやすい口調でありながら、「それって不正なの?」という構図は、いい案配にボカされている。 この問題は、テレビや舞台などで活躍する河準一さんが一定の収入があるにもかかわらず、母親が生活保護を受けていると、先月、週刊誌で報じられ、批判されていたものです。 河さんは25日、東京都内で記者会見を開き

  • 表現の自由に対する橋下徹の「一知半解」 | インタレスト・オブ・ジャスティス〜正義をめぐる旅の記録〜

    民主主義社会の成熟度はどこで測られるべきか? 私は、価値観の異なる意見がどれだけ許容されているか?に尽きると思う。 それはただたんに1つの意見として存在しているだけではない。 「そのような意見がどうして存在するのか?」ということを、 相手に考えさせる機会、そして義務を負わせることも含まれる。 そうした点において、日の丸・君が代を学校の卒業式・入学式で掲揚・斉唱するかどうかについての論争は、興味深い指標としてみられると思う。 その議論の「分かりやすさ」という点においてだけではない。 「長年にわたって議論が戦わされてきた」という点においても、貴重な思索の材料を提供してくれているように思う。 さて、大阪では昨年6月、教職員に君が代起立斉唱を義務づける君が代起立条例が施行されていたが、今年の卒業式で起立しなかった教職員が8名いたとのことであり、大阪教育委員会は懲戒処分を科す方針とのことである。(

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  • 宗教としてのマルクス主義(Ernest Gellner) - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 Ernest Gellner “Religion and the profane” http://www.eurozine.com/articles/2000-08-28-gellner-en.html (宗教としての)マルクス主義の衰退について語っている部分。 先ず、蘇聯崩壊後に明らかになったことは、実は〈信者〉(〈主義者〉)が殆どいなかったということである。「特権」(利権)にしがみつく奴はいても「教義」にしがみつく奴はいない。何故か。ゲルナーはマルクス主義の思想としての特性及び系譜に言及する; What undid Marxism is not its secularism, but on the contrary, its pantheism that it inherited from Spinoza through Hegel. The basic Messianic

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  • 終風日報編集後記 原発問題など - finalventの日記

    ブロガーとしても著名な池田信夫氏がビル・ゲーツ氏と対談したという記事が興味深いものだった。ビル・ゲーツ氏の原発観はこうまとめてられている。▼「彼は福島事故について驚くほどくわしく知っていて、「合理的な日人が非合理的な反応をしているのは残念だ」と言っていた。特に原発や放射線のリスクについての科学的知識が政治家や一般国民に知られていないことが問題を必要以上に混乱させている、と語った。」▼オリジナルの対談を見ていないのでなんとも言えないが、ゲーツ氏がそう言うのだろうかという疑問は残った。また池田氏の考えであろうが、次の点は興味深いものだった。▼「重要なのは安全性だが、AP1000のような第3世代の原子炉には、炉心溶融を物理的に防ぐ受動的安全装置がついており、巨大地震が起きても大丈夫だ。福島第一原発は古いマーク?で、30年前から技術者が危険だと警告していた。日も「脱原発か否か」といった不毛な論

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  • 満洲族と犬(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    天怪地奇の中国 作者: 西村康彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 77回この商品を含むブログ (3件) を見る 中国国内に居住する民族で犬を禁忌とする民族には瑶族があるが*1、満洲族もそうであった。清朝の開祖、ヌルハチが犬に生命を救われたという伝説がある。西村康彦『天怪地奇の中国』*2から; (前略)単騎敗走の途中、疲れ切って草原の中で眠ってしまった奴児哈赤に敵兵が迫り火を放つ。草原をなめるように燃えひろがる火に気付いた犬は、走って河辺を往復しては主人の四周の草を濡らして救い、やがてみずからは精魂つきて焼死する。目覚めた奴児哈赤は焼野原と濡れた草、犬の死体から事情を察し「今後、子孫万代にわたり永遠に犬肉をわず、犬皮も身につけまい」と誓う。(p.212)瑶族における禁忌はその起源神話に由来するが、『南総里見八犬伝』*3の元ネタに

    満洲族と犬(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
    uesugi1530
    uesugi1530 2011/09/23
    満州族は犬を食わない。cf夫婦喧嘩は犬も食わない。
  • 橋下だけの問題ではないが - Living, Loving, Thinking, Again

    橋下徹ネタ*1。 『朝日』の記事; 反「ハシズム」集会に香山リカ氏ら 平松市長も出席 11月の大阪市長選に出馬する方向の橋下徹・大阪府知事の政治手法を議論するシンポジウム「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」が17日、大阪市で開かれた。山口二郎・北大院教授らが主催し、自治体改革や教育行政に「政治主導」を打ち出す橋下氏の姿勢をファシズム(独裁主義)にかけて批判的に検証するのが狙い。同市長選で再選をめざす平松邦夫市長も会場に姿を見せ、識者らの議論に耳を傾けた。 山口氏は基調講演で、橋下氏の政治手法について「上意下達の軍隊的官僚組織を作り、教育に競争を持ち込むやり方は多様性や自発性を否定している。政治主導ではなく単なる支配だ」と批判。「東日大震災後に我々が必要としているのは相互扶助。政治は悪者を探してたたく見せ物ではない」と主張した。 パネル討論では、精神科医の香山リカさんが、橋下氏の支持率の高さ

    橋下だけの問題ではないが - Living, Loving, Thinking, Again
    uesugi1530
    uesugi1530 2011/09/23
    初耳「ハシズム」
  • 鉢呂吉雄前経済産業相、辞任: 極東ブログ

    福島第一原子力発電所事故を巡る不適切な言動を認め鉢呂吉雄前経済産業相が辞任し、後任には枝野幸男前官房長官が内定した。 鉢呂氏の辞任に至る経緯はマスメディアによる吊し上げのようでもあり、ネットの世界では、社会党や農協といった鉢呂氏の背景もあってなのか、反原発派と見なされたことか、世論に比べて鉢呂氏の支持派が多く、マスメディアの暴走こそが問題とする意見をよく見かけた。 確かにマスメディアの暴走といった傾向は今回も見られたが、以前の、麻生元首相や石原都知事の失言を狩る光景とさして変わるものではなく、いつものマスメディアの行動でもある。マスメディアの問題としては事前の仕込みがあったと思われるメア氏発言報道のほうが相当に悪質であるようにも思える。 いずれにせよ、野田内閣発足間もないなかで、失言が理由での閣僚辞任は好ましいことでない。気の向かない話題ではあるが、それでも、今後の動向を考える上で基点とな

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    uesugi1530 2011/09/23
    大臣の職責を簡単に放棄スル大臣、大臣の首を差し出す首相ッテドウヨ
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    uesugi1530 2011/09/19
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  • 岩崎夏海騒動 - Living, Loving, Thinking, Again

    岩崎夏海*1を巡ってlittle earthquakeが起こっているらしい。 「なぜ『エースの系譜』は売れなかったのか」http://d.hatena.ne.jp/Lobotomy/20110813/p1 (『エースを狙え』じゃなくて)『エースの系譜』というが出ていること自体を知らなかった。このエントリーでは、『エースの系譜』というタイトルについていちゃもんがつけられているのだけど、それを読んでいて、くすくす笑ってしまう; 名は体を現すという言葉があるように、にとってタイトルは命である。それ一つで売り上げが決まってしまうと言っても過言ではない。 だからこそ作家や出版社に勤める編集者達は日々額に汗を流しながら、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『僕は友達が少ない』『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』『淫乱団地昼下がりの情事4 〜生協職員を襲う超絶フェラ60分〜』などという

    uesugi1530
    uesugi1530 2011/08/14
    なぜ売れたのか?憶測だが、人間には怖いものみたさというか、野次馬根性というか、要するに好奇心というものがあるからだろう。でなければ、理由は所詮すべて「あとづけ」。
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  • スーダンのアビエイ地方が予想通り紛争化: 極東ブログ

    南スーダン独立が来月に迫るなか、予想されていたことではあるが、油田地帯のアビエイ地方で問題が発生してきた。 スーダン南部の独立を求める住民投票(レファレンダム:referendum)が今年の1月9日から15日に実施され、98.1%が独立を求めるという結果になった(参照)。当然予想された結果なのだが、1月15日朝日新聞社説「スーダン南部―投票後の安定にも支援を」では、「紛争の解決策は、和解による統一政府の樹立か、分離独立か」とありえない選択肢を書いていた。それだけ見るといくらスーダンに肩入れしている中国様に色目を使うにしても、さすがに馬鹿丸出しのようにも見えたものだが、同社説の主旨は南部独立後も紛争が続くという懸念であり、それはそれで当然でもあった。 もし南部が独立を選んでも、北部との関係が終わるわけではない。 南北の境界に未画定の部分があり、境界付近にある油田地帯の帰属を巡る住民投票は延期

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    uesugi1530 2011/06/06
    「南スーダン独立が来月に迫るなか、予想されていたことではあるが、油田地帯のアビエイ地方で問題が発生してきた。」
  • ムラディッチ被告逮捕で問われる「ジャスティス」: 極東ブログ

    26日、セルビアのタディチ大統領は、ラトコ・ムラディッチ(Ratko Mladic)被告(69)が拘束・逮捕されたとして、首都ベオグラードで緊急記者会見を開いた(参照)。ムラディッチ被告は、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(1992-95)のセルビア人武装勢力の司令官で、その間のサラエボ包囲と1995年のスレブレニツァでのイスラム教徒8000人虐殺を指揮したとして国際法廷に起訴されていた。 ムラディッチ被告はオランダ・ハーグの旧ユーゴ国際戦犯法廷(ICTY: International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia)で、同セルビアのカラジッチ元大統領とともに裁かれる。5年前、同法廷公判中に死亡したユーゴスラビアのミロシェビッチ元大統領を含め、ようやくお尋ね者の3人が揃ったことになる。 英米圏では、この事態を「ジャスティス(Justice