ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (76)

  • 宗教としてのマルクス主義(Ernest Gellner) - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 Ernest Gellner “Religion and the profane” http://www.eurozine.com/articles/2000-08-28-gellner-en.html (宗教としての)マルクス主義の衰退について語っている部分。 先ず、蘇聯崩壊後に明らかになったことは、実は〈信者〉(〈主義者〉)が殆どいなかったということである。「特権」(利権)にしがみつく奴はいても「教義」にしがみつく奴はいない。何故か。ゲルナーはマルクス主義の思想としての特性及び系譜に言及する; What undid Marxism is not its secularism, but on the contrary, its pantheism that it inherited from Spinoza through Hegel. The basic Messianic

    宗教としてのマルクス主義(Ernest Gellner) - Living, Loving, Thinking, Again
  • 満洲族と犬(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    天怪地奇の中国 作者: 西村康彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 77回この商品を含むブログ (3件) を見る 中国国内に居住する民族で犬を禁忌とする民族には瑶族があるが*1、満洲族もそうであった。清朝の開祖、ヌルハチが犬に生命を救われたという伝説がある。西村康彦『天怪地奇の中国』*2から; (前略)単騎敗走の途中、疲れ切って草原の中で眠ってしまった奴児哈赤に敵兵が迫り火を放つ。草原をなめるように燃えひろがる火に気付いた犬は、走って河辺を往復しては主人の四周の草を濡らして救い、やがてみずからは精魂つきて焼死する。目覚めた奴児哈赤は焼野原と濡れた草、犬の死体から事情を察し「今後、子孫万代にわたり永遠に犬肉をわず、犬皮も身につけまい」と誓う。(p.212)瑶族における禁忌はその起源神話に由来するが、『南総里見八犬伝』*3の元ネタに

    満洲族と犬(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
    uesugi1530
    uesugi1530 2011/09/23
    満州族は犬を食わない。cf夫婦喧嘩は犬も食わない。
  • 橋下だけの問題ではないが - Living, Loving, Thinking, Again

    橋下徹ネタ*1。 『朝日』の記事; 反「ハシズム」集会に香山リカ氏ら 平松市長も出席 11月の大阪市長選に出馬する方向の橋下徹・大阪府知事の政治手法を議論するシンポジウム「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」が17日、大阪市で開かれた。山口二郎・北大院教授らが主催し、自治体改革や教育行政に「政治主導」を打ち出す橋下氏の姿勢をファシズム(独裁主義)にかけて批判的に検証するのが狙い。同市長選で再選をめざす平松邦夫市長も会場に姿を見せ、識者らの議論に耳を傾けた。 山口氏は基調講演で、橋下氏の政治手法について「上意下達の軍隊的官僚組織を作り、教育に競争を持ち込むやり方は多様性や自発性を否定している。政治主導ではなく単なる支配だ」と批判。「東日大震災後に我々が必要としているのは相互扶助。政治は悪者を探してたたく見せ物ではない」と主張した。 パネル討論では、精神科医の香山リカさんが、橋下氏の支持率の高さ

    橋下だけの問題ではないが - Living, Loving, Thinking, Again
    uesugi1530
    uesugi1530 2011/09/23
    初耳「ハシズム」
  • 岩崎夏海騒動 - Living, Loving, Thinking, Again

    岩崎夏海*1を巡ってlittle earthquakeが起こっているらしい。 「なぜ『エースの系譜』は売れなかったのか」http://d.hatena.ne.jp/Lobotomy/20110813/p1 (『エースを狙え』じゃなくて)『エースの系譜』というが出ていること自体を知らなかった。このエントリーでは、『エースの系譜』というタイトルについていちゃもんがつけられているのだけど、それを読んでいて、くすくす笑ってしまう; 名は体を現すという言葉があるように、にとってタイトルは命である。それ一つで売り上げが決まってしまうと言っても過言ではない。 だからこそ作家や出版社に勤める編集者達は日々額に汗を流しながら、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『僕は友達が少ない』『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』『淫乱団地昼下がりの情事4 〜生協職員を襲う超絶フェラ60分〜』などという

    uesugi1530
    uesugi1530 2011/08/14
    なぜ売れたのか?憶測だが、人間には怖いものみたさというか、野次馬根性というか、要するに好奇心というものがあるからだろう。でなければ、理由は所詮すべて「あとづけ」。
  • 柄谷行人@Counterpunch - Living, Loving, Thinking, Again

    Via http://d.hatena.ne.jp/Talpidae/20110427/p1 Kojin Karatani “How Catastrophe Heralds a New Japan”(Translated by Seiji M. Lippit) http://www.counterpunch.org/karatani03242011.html 東日大震災を巡る柄谷行人氏*1の論攷。 結論は、 (...)Without the recent earthquake, Japan would no doubt have continued its hollow struggle for great power status, but such a dream is now unthinkable and should be abandoned. It is not Japan'

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  • 国際問題? - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 福島第一原発の放射性物質を含む水の海への放出について、あの佐藤優氏*2は「ロンドン条約」違反であるとして、「外務省が窓口になって国際社会にきちんと情報を開示し、日政府が所与の条件下で最悪の事態を避けるために、低レベルの放射性物質を含む汚染水の排出を余儀なくされているということを迅速かつ誠実に発表しないと、筆者の見立てでは今後1週間から10日で、日に「原子力犯罪国家」という烙印が押される」と懸念している*3。 但し、日政府(外務省)の見解は違うようだ; 汚染水放出、国際法上問題なし…外相 東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、低濃度の放射性物質を含む汚染水を海に放出したことに韓国ロシアが懸念を表明している問題で、松外相は5日の記者会見で「健康に有意な影響はない。国際法上の義務との関係で直ちに問題とならない」と述べた。 「国際原子力機関(IAEA)に通報し、外交団向けに

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  • 原発論争(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 原発を巡る色々について。 原発「作業員の確保」の困難を巡る『東京新聞』の記事; 「日当40万円出すから」 原発作業員 確保に躍起 2011年3月29日 06時58分 危機的な状況が続く福島第一原発。その復旧作業は放射能、時間との闘いで、作業員の確保が急務となっている。東京電力の要請を受けた協力会社は、各地にいる作業員たちを呼び寄せようと躍起になっている。中には法外な高給を提示された作業員もいる。 「日当四十万円出すから来ないか」。福島県いわき市からさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)に避難している作業員藤田竜太さん(27)の携帯電話に、旧知の原発のメンテナンス業者から誘いが入った。 現場は福島第一原発。高給である以上、それだけ高い危険が待ち構えていることはすぐに分かった。電線の敷設作業をしている友人からは「おれ、もう被ばくしているかも」と聞かされた。 長男はまだ三つと幼く

    原発論争(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
  • Fish out of the Water(原発論争其の二) - Living, Loving, Thinking, Again

    『毎日』の記事; 「ガスマスクずれ吸った」作業の東電社員 東京電力福島第1原子力発電所の事故処理に当たる作業員の多くが、被ばく量を測る放射線量計を携行していなかったことが分かったが、現場では実際にどのように作業が進められているのか。原発敷地内で数日間働き、自身も線量計を持たなかった東電社員の男性が毎日新聞の取材に応じ、作業実態の一端を明かした。【中川聡子、日下部聡】 ◇家族に告げず 男性は3月中旬、上司から福島出張を打診され、「行きます」と応じた。その夜、社に集合。幹部から「とりあえず行け。何とかしてこい」と言われ、着の身着のまま他の20〜40代の作業員数人とワンボックスカーに乗った。「家族には心配をかけるだけだから福島行きは報告できなかった」。一方、友人には「2週間たって帰ってこなかったら両親に連絡してくれ」と頼み、出発した。 作業は外部電源の引き込みだった。でも「現場がどうなっている

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  • 「翼賛」に「大和魂」 - Living, Loving, Thinking

    いつも原発に反対している人が今原発に反対してるのは平常運転だし、いつも原発擁護している人が擁護しまくるのも平常運転だし、同じような発言が一定数越えると「ファシズムコワイ、キモい」って言い出す人が今それを言ってるのも平常運転だし、普段からマスコミの悪口言ったり差別発言垂れ流したり粗探ししたり多数派叩きや社会叩きしたり粘着したりどっちもどっち教だったり言うこところころ変えたりああしろこうしろ抑圧的なこと言ってる人が今もそーゆーことしてるのも平常運転。 こわいのは、ふだんリベラルなこと言ってる人が「非常時だから細かいことはおいといて一致団結するのは当たり前」とか「役に立たない情報流すな」て言ってたり、ふだん日の悪口を言ってる人が「日人冷静で素晴らしい」とか美談に流されてたりすることのほう。 http://h.hatena.ne.jp/kmizusawa/225882235323868898

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  • Tolerance or generosity? - Living, Loving, Thinking, Again

    大野左紀子「「寛容」という言葉」http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20110211/1297411236 http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20110210/p1における「寛容」という言葉の使い方がおかしいという話。曰く、「そもそも異質な者を排除した「身内」に対する「甘さ」を、果たして「寛容」と呼べるのか?という疑問がある」。また、語源に遡って、 異なる民族や異なる宗教、価値観がぶつかり合うヨーロッパで、異なる者と共存することにより自分も生き延びていくという知恵から、一種の紳士協定として「寛容の精神」が生まれた。 お前のことは今いち気に入らないが、喧嘩するのも互いに労力の無駄遣いだからまあ大目に見てやるよ、その代わりこっちのことも我慢しろ。この均衡が崩れたら戦争です。生易しい観念ではなかったわけです。 それも互いが共存するこ

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    uesugi1530
    uesugi1530 2011/02/20
    「寛容」ではなく「鷹揚」か。。。なるほど
  • 戦争についての見方? - Living, Loving, Thinking, Again

    「平和運動をやっている人の戦争アレルギーはいかがなものか」http://d.hatena.ne.jp/tadanorih/20110109/1294549233 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101215/1292383373で引用した殆どお笑いの域に達している某左翼党派の言説と比較して、くすくす笑ってしまった。 曰く、 一昨日、仕事の関係で平和運動の中の人(50歳代くらい)とおしゃべりする機会があり、びっくりしたことがあった。 「軍部の暴走」ってよく言われるけれど、大日帝国軍隊の指揮命令系統ってどうなってたんだ、という話になったわけですよ。で、まず驚いたのは「大営」ってどんな仕組みなのか、彼は知らない。「そんなこと興味ない」って言う。えっ、じゃあなんで「軍部の暴走」ってアナタは言えるの? と不思議でしょうがいない。 で、いろいろと話すうちに、僕の方

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  • 不機嫌の子孫? - Living, Loving, Thinking, Again

    深町秋生「石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」」http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20101213 石原慎太郎*1論。 ここで採り上げられている『嫌悪の狙撃者』という小説は読んでいないのだが、石原がその「少年ライフル魔事件」に凄く心を揺さぶられたということは知っている。 深町氏の結論部を書き写しておく; ふつう人間、歳を取っていけばモリシゲ的に丸くなるものだし、いい人ぶりたくもなるものだが、都知事に関してはブレがないように思える。尻を撃ち抜かれた酔っ払いのように、現在も大衆を変わらず嫌悪し、侮蔑し、醜悪でおぞましいものだと考えている。人だって何度も何度も「お前らはとことんバカで無価値で、虫けらみたいに殺してもいいとさえ思ってるんでございますよ」と懇切丁寧に表明しているにもかかわらず、それでも議員や知事職につかせて、権力を与えるのだから、それを選ぶほうもどう

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  • 「文化」と「コピー」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    アジア海賊版文化 (光文社新書) 作者: 土佐昌樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/12/16メディア: 新書購入: 2人 クリック: 66回この商品を含むブログ (17件) を見る 承前*1 上海は初雪。昼過ぎにはまだオヤジの髪の毛のフケ程度のものだったが、その後雪は格的になり、夕方には街路樹やビルの屋上もいっちょうまえに白く雪化粧している。 さて、土佐昌樹『アジア海賊版文化』からのメモ。 「文化」と「コピー」を巡って; (前略)一般に、文化にとってコピーは命綱のようなものである。ある文化の「生存可能性」は、その文化を構成する多様な要素(料理育児から形而上学に至る)がどのくらい次世代にコピーされるかという程度にかかっている。 つまり、文化の生命力はウイルスとどこかで似ており、その「伝染力」に負っている。コルセットや纏足のように、後継者を見いだすことに失敗すれば、そこで特定

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  • 新疆奴隷事件 - Living, Loving, Thinking, Again

    黄志強「収養所30名智障者被売新疆成”包身工”」『東方早報』2010年12月14日 黄志強「収養所負責人4年前曽逃脱抓捕」『東方早報』2010年12月14日 黄志強「収養所和磚老板双双落網」『東方早報』2010年12月15日 楊耕身「新疆奴工案背後是公権失範」『東方早報』2010年12月15日 Xinhua “Two held over factory slaves scandal” Shanghai Daily 15 December 2010 四川省渠県の〈乞シェルター〉に「収養」されていた知的障碍者30名が新疆ウィグル自治区トルファン近くのToksunにある建材工場「佳爾思建材廠」に売り飛ばされ、奴隷労働をさせられていたことが発覚。工場のオーナーである李振林とその息子が逃亡先の四川省成都で逮捕され、シェルターのオーナーである曽令全も四川省内で逮捕され、新疆の公安当局は工場から12名

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    uesugi1530 2010/12/23
    悲惨
  • 寧ろ原理主義? - Living, Loving, Thinking, Again

    田島正樹「革命的左翼の保守主義的基盤」http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/52056902.html 曰く、 歴史に対する見方として、進歩的・保守的二通りの見方があるとしてみたらどうであろうか? 前者は、歴史というものを一歩一歩の積み重ねによって連続的に前進するものと表象する。富や知識は蓄積されてゆくのだから、昨日よりは今日今日よりは明日の方がいくばくか進歩しているはずであるし、それらは一足飛びに飛躍できるものでもあるまい。 これに対し後者は、我々の相続遺産(精神や文化)の起源を遡及して問う見方である。歴史の中には時を超えて永続するものがあるはずだが、しばしばそれは見る影もなく歪曲され、通俗化された理解の中に埋もれてしまっている。それをその起源にさかのぼって取り戻そうとするのである。 ロストロポーヴィッチがチャイコフスキーの音楽について語

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    uesugi1530 2010/12/23
    保守主義と原理主義・復古主義
  • リバタリアン・コミュニタリアン・児童虐待 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-45fb.html 既に8月に書かれたものであるが、児童虐待問題を巡るリバタリアン的見解、蔵研也「児童保護警察(NPO)が必要だ」*1、anacap「子供売買を合法化しよう」*2及び松尾隆佑によるまとめ*3を巡って。 蔵氏は児童保護警察NPOと警察の分割・民営化を唱えるのですが、松尾さんの批判するように、あまりにも多くの社会的不利益をもたらすことが明らかだし、そもそもなぜそんなことに血道を上げなければならないかがリバタリアン思想からしていっこうに明らかではない。 そもそも、「児童虐待」なる現象がなぜ「問題」であるのかという根のところで、リバタリアンたる立場がきちんと意識されていないように思われます。もし「虐待」されている「児童」がかわいそうなどという愚劣にもコミュニタリアンな発想

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  • 朱熹誕生日 - Living, Loving, Thinking, Again

    石剣峰「朱熹思想 東亜共有」『東方早報』2010年10月20日 10月22日は朱熹の誕生日。今年は生誕880周年に当たる。それを記念して、10月19日に北京の清華大学で「朱子学国際学術研討会曁朱子誕辰880周年紀念会」(清華大学国学研究院、華東師範大学古籍研究所、華東師範大学出版社、世界朱氏聯合会共催)が開かれ、「中華朱子研究会」の設立が発表された。 また朱熹が生まれた福建省では、 朱子公祭(龍渓市) 第三届朱子文化節 紀念朱子誕辰880周年郵票首発儀式 朱子銅像落成典礼 朱子家訓千人吟誦会 朱子詩詞墨宝展覧館開館儀式 朱氏儒商論壇 朱子文化高峰論壇 朱子学校朱子文化園落成典礼(以上、武夷山市) 朱子林建設開工典礼(建陽市) といったイヴェントが行われるという。 また、朱熹生誕880周年を記念して、華東師範大学出版社は朱熹の著作の宋代における版を復刻した『朱子著述宋刻集成』を刊行した。華

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  • 丸谷才一 on 伊東光晴 - Living, Loving, Thinking, Again

    丸谷才一*1「論壇時評の怠慢」『図書』(岩波書店)740、pp.14-15、2010 丸谷才一先生が『世界』2010年8月号に掲載された伊東光晴氏*2の「心に確たる対抗軸を――菅内閣への期待と助言」という論攷を三大新聞の「論壇時評」が無視していることを怒っている。数か月前に消費税増税問題がネットを賑わせたときも*3、管見の限り、伊東氏のこのテクストが話題になることはなかったと思う。 少し丸谷先生の文章を引用しておく; (前略)伊東さんの論調全体を貫くものについて、あらかじめ説明して置くほうがいい。それは共和党のレーガン大統領にはじまり民主党のクリントン大統領に受けつがれた、アメリカの福祉削減政策への反対であり、保守党のサッチャー首相に端を発し労働党のブレア首相に引き継がれた、イギリスの、富裕層に優しく貧困層にきびしい不平等肯定への論難である。これは、いま日で民主党政権が同じ道をゆかうとし

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  • 支持者たち - Living, Loving, Thinking, Again

    名古屋市の市議会リコール運動についてはいまひとつ詳らかではないのだが、名古屋市長河村たかし*1の支持者ってどういう人たちなのか、その例を名古屋在住の某氏に教示していただく。 先ず、 http://buster21.at.webry.info/201008/article_24.html 「たちあがれ日」*2のシンパであるらしい。リンク先にはしっかりと「チャンネル桜」だとか「在日特権を許さない市民の会」とかがある。勿論、小沢一郎嫌い。 それに対して、 http://ameblo.jp/kriubist/entry-10653643410.htmlは 河村たかし氏こそ、名古屋のリバータリアンでありポピュリストである。 近い将来、小沢氏と組んで再度国政で暴れてもらいたい。 そして霞が関をぶっ潰すのだ。 と息巻く。あの副島隆彦*3の弟子筋? リンク先には、副島のほかに植草一秀とか天木直人とかある

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    uesugi1530
    uesugi1530 2010/09/23
    生活保守的な意識の強い名古屋にして。。。中途半端な都市化が、おっちょこちょいな「市民」を増殖させたようで。わが母は名古屋の変貌を嘆いておるが。。。母は、河村の惨い「名古屋弁」を大層嫌っておる。
  • 「目明し」 - Living, Loving, Thinking, Again

    梨元勝が亡くなったという。そこで、鳥越俊太郎が梨元のことを「芸能界を徘徊する十手、目明かしみたいな人」と言っている*1。これって追悼なのか、それとも追討なのか。すぐ後で「同じ目線で聞く人情味のある目明かしだった」と付け加えているが。俺は浅野健一が『犯罪報道の犯罪』で犯罪報道をする新聞記者を「ペンをもったおまわりさん」と呼んでいたのを思い出した。 犯罪報道の犯罪 (講談社文庫) 作者: 浅野健一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1987/06メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る梨元氏が先鞭をつけた藝能レポーターとかワイドショーとかを否定するつもりはない。ただ、彼ら・彼女らがレポートした(している)のはあくまでも藝能人や藝能界であって藝能そのもの(音楽とか映画とか)ではないということはいうべきだろう。また日の場合、藝能レポーターというのは政治

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