エロマンガ島(バヌアツ)やスケベニンゲン(オランダ ※正確にはスヘフェニンゲン)、キンタマーニ(インドネシア)など、使われる言語によっては面白い意味に変わってしまう世界各地の“珍”地名。ただ面白がって話題にするだけならさほど問題はなさそうだが、オーストリアには、以前からその名前が原因で実害を被ってきた村がある。しかも、ネットが普及した昨今は、新しい形の迷惑行為に悩まされているという。 この村はオーストリアの北西部、ドイツ国境近くに位置するフッキング。ローマ字でつづると「Fucking」、つまり、英語圏における放送禁止用語がそのまま地名となっていることから、以前より英語を母国語とする人々の間では“珍”地名の村として知られていた。100人程度が暮らす村には観光客が頻繁に訪れ、地名が書かれた道路標識などの前で記念撮影をするのは見慣れた光景。しかし、観光客の中にはそうした標識や看板を盗む輩もいるな