ロンドンのギャラリーで電撃的な出会いを果たしたジョン・レノンとオノ・ヨーコ。運命の日、ジョンはどのように過ごしてヨーコと出会うに至ったのでしょうか? ――「もし”No”とか『インチキ』みたいな意地の悪い言葉が書かれていたら、すぐに画廊を出て行ったよ。でも”YES”だったから僕は『これはいけるぞ、心温まる気持ちにさせてくれる初めての美術展だ』と思ったんだ」 1966年11月9日、ある世界的に有名なカップルが初めて出逢います。 ジョン・レノンとオノヨーコです。 ジョン・レノンは言わずと知れたロック・スター。 一方オノ・ヨーコはコンセプチュアル・アート、パフォーマンス・アートの先駆者として前衛的な作品を発表していました。 その日ロンドンで、ヨーコの個展『未完成の絵画とオブジェ』のプレビュー・ショーを訪れたジョンは、ヨーコのある作品に惹かれます。 「天井の絵」と名付けられたそれは、部屋の真ん中に脚