世田谷一家殺人事件〜実行犯は今、次なる「超大物」ターゲットを狙っている 独自取材でたどり着いた驚愕の事実 文/一橋文哉 世田谷事件、本当の黒幕 李仁恩が密かに来日している――という情報を耳にしたのは、15年9月初めのことだった。 しかも、その半月後には、私の目の前に李がいた。と言っても、そこにあるのは高さ40センチほどの石塊であった。 京都市の中心部から日本海方面に向けて車で2時間ほど行った山裾す佇む廃寺。その片隅にポツンと置かれた楕円形の石塊が、あの「李仁恩の墓」だと言われても、とても信じられない。 * * * 李は、私が世田谷事件の実行犯として捉え、このほど上梓した拙著『世田谷一家殺人事件 15年目の新事実』(KADOKAWA)で追及してきた男である。 世田谷事件は2000年12月31日午前11時前、東京都世田谷区上祖師谷3丁目の会社員、宮澤みきおさん(当時44歳)宅で、みきおさんと妻
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