※この記事は蝶野正洋氏のメールマガジン「蝶野が語るプロレスマーケティング - ホワイトナイトという名の乗っ取り - 」(「ビジスパ」にて配信中)から選んだコンテンツを編集しお届けしています。 1月31日、新日本プロレスの親会社が、株式会社ユークスから、カードゲームメーカーの株式会社ブシロードに変わることが発表された。ホワイトナイトことユークスの経営状態はどうだったのか。プロレスラーで現場責任者も務めた蝶野正洋氏が、プロレス界をビジネス面から見つめ、経営の課題を浮き彫りにする。 ――ユークスが猪木さんから買い取った、新日本プロレス株過半数→筆頭株主を、ベンチャー企業のカードゲーム会社ブシロードグループパブリッシングに売却したニュースを聞きどう思いましたか? 蝶野:正直良かったと思ったね。売却、買収という話が出てくるということは、経営状況は親子共々、調子がいいわけではなかったということだからね