シマンテックは2010年9月2日、2010年上半期のセキュリティ動向を公表した。2010年上半期には2009年と同水準あるいはそれ以上の新種ウイルス(悪質なプログラム)が出現。フィッシング詐欺のような、ユーザーをだまして被害を及ぼす手口も横行しているという。 同社では、2009年に2億4000万件を超える新種ウイルスを発見。それらを検出・駆除するために作成したシグネチャ(ウイルス定義ファイル)は289万5802件に上るという。シグネチャの件数と新種ウイルスの件数は異なるのは、1件のシグネチャで複数のウイルスを検出できるため。 2010年も同水準で推移。2010年上半期に新たに発見したウイルスは1億2400万件以上、新たに作成したシグネチャはおよそ180万件だという。 これだけの新種が出現している現状では、「従来のウイルス対策だけでは不十分」(同社セキュリティレスポンス シニアマネージャーの
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