Linuxデスクトップを導入する企業や自治体が出てきている。今回は交野市役所の事例を紹介する。同市は、サポート切れWindows 2000をLinuxへ移行した。どのパソコンでログインしても必ず同じデスクトップ環境を利用できるWindowsの機能「移動プロファイル」も、Linuxの「PAM-Mount」機能を利用し、同じように使えるようにした。 交野市役所では、現在利用している計420台のパソコンのうち80台で、Ubuntuの派生ディストリビューションである「Xubuntu 10.04」を導入している(写真1)。Xubuntuデスクトップの導入に踏み切ったきっかけは2つある。オフィスソフト「OpenOffice.org」の全面導入を決定したこと(関連記事:大阪府交野市がOpenOffice.orgとODF採用)と、Windows 2000のサポート切れが迫っていたことだ。 交野市役所がOp