ウィルコムは3月8日、全国554カ所のウィルコムプラザに設置している「イエデンワ WX02A」を、大規模災害が起きた際に無料で開放すると発表した。 イエデンワの無料開放は、地震・台風・洪水・火災などの自然災害で通信手段の確保が著しく困難な場合に行われる。ただし、ウィルコムプラザや近隣の被災状況によっては提供できない場合もあるという。 ウィルコムのPHS間通話は、東日本大震災の発生時に通信規制を実施せずにサービスを提供。災害時でもつながりやすい通信手段として再評価された。イエデンワは、一般の固定電話と同じボディデザインのエイビット製PHS。ケータイやスマートフォンと違い、誰もが使い慣れた操作で電話をかけられる。電源はACアダプターのほか、単三乾電池4本でも駆動(乾電池利用時の連続待受時間は約800時間/連続通話時間は約10時間)する。 関連記事 乾電池で駆動:ウィルコム、維持費がかからない備