飲食物を飲み込みづらい人のため、飲み物に「とろみ」をつけることができる自動販売機が存在感を増している。 医療・介護施設をはじめ、高速道路のサービスエリア(SA)などにも設置例があり、その数は全国約200台にのぼる。メーカーの担当者は「公共機関の手すりのような存在になりたい」と話す。 調理に手間かかる「とろみ付き飲料」施設職員の負担に 「すごい!こんなんあるんや」 「これ、いろんなところにあったらいいな〜」 2022年1月上旬、東北自動車道・蓮田SA(埼玉県蓮田市)に設置された、ある自動販売機の写真がツイッター上で注目を浴びた。コーヒー、ココア、お茶などの飲み物に「とろみ」を加えることができる「とろみ自動調理機」だ。とろみの濃さは「薄い」「中間」「濃い」の3種類から、必要に応じて選べる。 カップ式自動販売機などを手がけるアペックス(愛知県大府市)が18年10月に開発した。医療・介護施設では、
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