文京区本郷兄弟決闘殺人事件(ぶんきょうくほんごうきょうだいけっとうさつじんじけん)とは、1969年(昭和44年)4月14日に東京都文京区本郷で発生した殺人事件。 エリート大学生の兄が弟を殺害したもので、兄弟の父が代議士だったこともあり、社会に大きな衝撃を与えた[1]。 なお事件名の「本郷」は地名であり人名(苗字)ではない。 事件の概要[編集] 大学入学まで[編集] 兄は戦時下の1945年(昭和20年)に出生、弟は戦後の1947年(昭和22年)に出生した[2][3]。兄弟の父は東大卒の官僚で、事件当時は代議士、親族には元大使もいる家柄であった[2][4][5][6]。 幼少時から兄弟の性格は対照的で、兄は優秀であったが体が弱くおとなしく静かで、一方、弟は運動神経が発達し腕白な少年であった[3][7]。小学校のころから、兄弟の性格は合わず、進学の問題も絡み、大学入学後は反目は深まる一方になって