厚労省は12日、新型コロナワクチン接種後、重いアレルギー反応のアナフィラキシー発症が疑われた36人のうち、9日までに報告された17人を詳しく調べた結果、国際基準でアナフィラキシーに当たるのは7人だったと明らかにした。先行接種した人の健康調査では9割が翌日に痛みを訴えたことも分かった。12日開かれた専門部会に報告した。 残る10人は、十分な情報が得られないため判断できないか、アナフィラキシーではないと評価した。部会では「現時点で安全性に重大な問題はない」との結論になった。 9日までの接種は約10万7600人で、100万人当たり65人が発症した計算となる。