LINEにTwitter、Facebook――。様々なSNSが花盛りの昨今では、こうしたツールが原因で配偶者の浮気が発覚するケースが増えている。 浮気が確実なものであれば、裁判で離婚できる。しかし日本ではどんなに離婚したくとも、いきなり離婚訴訟を起こすことはできない。当事者同士で協議して折り合わなければ、次のステップは調停員を間に挟んで話し合う離婚調停になる。どの過程でも大切なのが、証拠だ。不貞行為の確実な証拠があれば、裁判はもちろん、交渉や調停も有利に進めることができる。 例えば近年、ベッキーさんの不倫騒動などでも注目を浴びたLINE。LINEをきっかけに配偶者の浮気が分かった場合、どのように証拠を残したらよいのか。事例をもとに、IT法務に詳しい木村康紀弁護士に意見を聞いた。 ●木村弁護士が語る「3つのポイント」 不貞行為の証拠を集める際は、以下の3点を意識するとよいと思います。 (1)