スーパースポーツカーであるヴァルキリーの開発にはマルチマチック・モータースポーツが関与していると考えられており、アストンマーチンCEOのアンディ・パーマーは以前、マルチマチックを“頼りになるパートナー”と評していた。したがってWECでは、マルチマチックとR-モータースポーツが2台ずつのヴァルキリーを走らせるものと思われていた。 ヴァルキリーはレッドブル・テクノロジーとも共同開発したクルマだが、そのプロジェクトは遅れている模様。ただ、アストンマーチンはプロジェクトの遅延についてコメントを控えている。 また2020年1月には、IMSAとWECの双方に出走できるプロトタイプマシンのカテゴリー”LMDh”の導入が発表された。これにより、IMSAのマシンもル・マン24時間に参戦しLMHと優勝を争えるようになる。こういった状況も、スポーツカーレースの将来について混乱を招く可能性がある。 ル・マン24時