大衆は服従を欲してる カール・シュミット ハイデガー 戦後のハイデガー 迫害された学者の復帰は ヒトラーと哲学者: 哲学はナチズムとどう関わったか 作者: イヴォンヌシェラット,三ッ木道夫,大久保友博 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2015/01/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 大衆は服従を欲してる 1923年、南ドイツはミュンヘンの静かな路上で、ひとりの男が同じ光景を想い描く。「我々がラインラントの都市を二ダース炎上させたところで、どうしたというのか。ドイツの未来が約束されるのなら、十万の死者とて取るに足らんよ」(略)彼には延々としゃべるだけの優柔不断で、臆病者の、旧弊な政治家が歯がゆくてならないのだ。(略) 自分の戦争幻想「ドイツは世界的強国になるか、あるいは全然存在できないかのどちらかである」を言い立て(略) 「偉大な行いとは、その規模もまた