2017年3月15日(日本時間)にMicrosoft製品に関する脆弱性の修正プログラム MS17-010が公表されました。 この脆弱性がランサムウェアの感染に悪用され国内を含め世界各国で被害が確認され、英国では医療機関において業務に支障が出るなどの深刻な影響が発生しています。 ランサムウェアに感染するとコンピュータのファイルが暗号化され、コンピュータが使用できない被害が発生する可能性があります。 今回観測されているランサムウェアは Wanna Cryptor と呼ばれるマルウェア (WannaCrypt, WannaCry, WannaCryptor, Wcry 等とも呼ばれる) の亜種であると考えられます。 ※ランサムウェアとは、「Ransom(身代金)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語です。感染したパソコンに特定の制限をかけ、その制限の解除と引き換えに金銭を要求
トレンドマイクロでは、暗号化型ランサムウェア「WannaCry」の脅威について昨日報告しています。医療、製造、官公庁など世界各地でさまざまな業種の民間企業、官公庁自治体での被害が報道されていますが、今後国内での被害も懸念されるため注意喚起いたします。 今回確認されている「WannaCry」は、今年3月に明らかになったWindowsで利用される Server Message Block(SMB)の脆弱性「CVE-2017-0144」を利用した攻撃によりネットワーク経由で侵入、拡散するネットワーク上におけるワームの活動を持つことが特徴です。これにより組織のLANに侵入した場合にはネットワーク上で感染が拡大し、より深刻な被害となる可能性が高くなります。 ■今回のランサムウェア攻撃の特徴 最新の脆弱性情報を悪用:今回確認されている「WannaCry」は、今年3月に明らかになった SMB の脆弱性「
A day after a ransomware worm infected 75,000 machines in 100 countries, Microsoft is taking the highly unusual step of issuing patches that immunize Windows XP, 8, and Server 2003, operating systems the company stopped supporting as many as three years ago. Microsoft also rolled out a signature that allows its Windows Defender antivirus engine to provide "defense-in-depth" protection. The moves c
2017年5月12日頃から、世界各地でランサムウェアに感染する被害が相次いで報告されています。ランサムウェアはWannaCry等と名前が付けられているもので、これに感染する原因として、Windowsの脆弱性、及びその脆弱性を用いたNSAが開発したツールが関係している可能性があると各国のCSIRTやセキュリティベンダが注意喚起等を公開しています。Microsoftは今回の感染事案を受け、WindowsXPなどのサポートが切れたOSを対象とした緊急の更新プログラムも公開しました。 ここではこの世界中で発生したランサムウェア WannaCry の感染被害などについてまとめます。 インシデントタイムライン 以下は主に国内の関連事象を整理したもの。 日時 出来事 2016年9月16日 MicrosoftがSMBv1の使用停止を強く推奨する記事を公開。 2017年1月16日 US-CERTがSMBv1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く