東急本店がついに1月末で閉店 2023年春に解体される渋谷の東急本店が、1月31日に閉店する。再開発計画に伴うもので2021年に発表されていたが、ついに56年の歴史に幕を下ろす。 地方で加速していた百貨店閉店の波は、近年東京にも押し寄せている。「GINZA SIX」に転換した銀座松坂屋をはじめ、本館営業が終了し複合商業施設に転じる可能性が高い新宿小田急、さらにヨドバシカメラが大規模出店を予定している池袋西武本店など、ターミナル駅の旗艦店が本来の「百貨店」という事業形態から次々に撤退。このままでは、東京からデパートが消えてしまうのではないかという危機感も漂う。 日本百貨店協会によれば、2022年4月末時点の加盟店店舗数は190店舗と、249店舗あった10年前に比べると約4分の1にあたる59店舗が閉鎖している。加盟全店の2021年度売上高の合計は約4兆4,180億円で、10年前より約2兆円減少
