開幕9連敗を喫した昨季とは違い、今季は好調なスタートを切った阪神。ただ、打線はここまで(4月21日現在)チーム打率.230と鳴りを潜めている。なかでも佐藤輝明、森下翔太は開幕から調子が上がらず、森下に至っては二軍落ちとなった。では、ふたりの不調の原因はどこにあるのか。近鉄、ヤクルトなどで打撃コーチを歴任し、現在は野球評論家の伊勢孝夫氏に診断してもらった。 オープン戦は好調だった森下翔太だったが、開幕から苦しみ二軍降格となったこの記事に関連する写真を見る 【中村悠平に揺さぶられた森下翔太】 開幕まもない頃、バッテリーが打者に対する時、一般的には前年に抑えたパターンで入っていくものだ。もしその攻めが通用しなければ、打者が研究してきたということで、配球パターンを修正して攻める。 また新人が相手なら、オープン戦のデータを参考に得意、不得意な球種、コースを探りながら対していく。そして対戦がひと回りし
