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  • 阪神・佐藤輝明と森下翔太の打撃は「重症」か 開幕から「打てない理由」を伊勢孝夫氏が分析

    開幕9連敗を喫した昨季とは違い、今季は好調なスタートを切った阪神。ただ、打線はここまで(4月21日現在)チーム打率.230と鳴りを潜めている。なかでも佐藤輝明、森下翔太は開幕から調子が上がらず、森下に至っては二軍落ちとなった。では、ふたりの不調の原因はどこにあるのか。近鉄、ヤクルトなどで打撃コーチを歴任し、現在は野球評論家の伊勢孝夫氏に診断してもらった。 オープン戦は好調だった森下翔太だったが、開幕から苦しみ二軍降格となったこの記事に関連する写真を見る 【中村悠平に揺さぶられた森下翔太】 開幕まもない頃、バッテリーが打者に対する時、一般的には前年に抑えたパターンで入っていくものだ。もしその攻めが通用しなければ、打者が研究してきたということで、配球パターンを修正して攻める。 また新人が相手なら、オープン戦のデータを参考に得意、不得意な球種、コースを探りながら対していく。そして対戦がひと回りし

    阪神・佐藤輝明と森下翔太の打撃は「重症」か 開幕から「打てない理由」を伊勢孝夫氏が分析
  • ロコ・ソラーレ藤澤五月のカーリング人生。世界トップクラスに成長したスキップの「原点」【連載スタート!】

    webスポルティーバその他競技の記事一覧その他競技冬季競技ロコ・ソラーレ藤澤五月のカーリング人生。世界トップクラスに成長したスキップの「原点」【連載スタート!】 連載『藤澤五月のスキップライフ』 1投目:負けず嫌いの末っ子「さーちゃん」 カーリング女子日本代表として2018年平昌五輪で銅メダル、2022年北京五輪で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレの藤澤五月。世界的なスキップに成長した彼女の半生を振り返りつつ、彼女の"思考"や"哲学"に迫る連載がスタート。第1回は、彼女の幼少期にスポットを当てる――。 ロコ・ソラーレの藤澤五月(中央)。カーリング女子日本代表として出場した2022年北京五輪では銀メダルを獲得した。photo by JMPAこの記事に関連する写真を見る5月生まれだから「五月」 私は1991年の5月に北海道の北見市で生まれました。5月生まれだから「五月」。お父さんがつけてくれた名

    ロコ・ソラーレ藤澤五月のカーリング人生。世界トップクラスに成長したスキップの「原点」【連載スタート!】
  • カーリング日本選手権が開幕。連覇を狙うロコ・ソラーレにはどうしても勝ちたい理由がある

    第40回全農 日カーリング選手権大会(1月29日~2月5日)が北海道北見市常呂町のアドヴィックス常呂カーリングホールで行なわれる。 女子の優勝候補は、やはり連覇を狙うロコ・ソラーレだろう。1年前の北京五輪での銀メダル獲得の快挙はまだ記憶に新しいところだが、以降もチームの成長は著しい。 「もうオリンピックは過去のこと。私たちは常に前を向いて進んでいる」とスキップの藤澤五月が語るように、20222023シーズンを迎えてからも、今季新設されたパンコンチネンタル選手権に日本代表として出場して優勝。さらに、クラブとしても念願のグランドスラム初制覇を達成するなど、日のカーリング界にまた新たな金字塔を打ち立ててきた。 日選手権連覇を狙うロコ・ソラーレ。写真は昨年9月のアドヴィックスカップで優勝した時のもの。photo by (C)北海道カーリング協会この記事に関連する写真を見る そんな彼女らが次

    カーリング日本選手権が開幕。連覇を狙うロコ・ソラーレにはどうしても勝ちたい理由がある
  • ラグビー明治大・石田主将「数えきれないくらい、ひとりで泣いた」。誹謗中傷に耐え続けて戦った大学最後の1年間

    ノーサイドの瞬間、明治大のWTB(ウィング)石田吉平(4年)はピッチに倒れ込み、しばらく起き上がることができなかった。 12月25日、東京・秩父宮ラグビー場にてラグビー大学選手権の準々決勝が行なわれた。関東対抗戦2位でシード校となった明治大は、ライバルの早稲田大(対抗戦3位)と激突した。 『対抗戦の早明戦で敗れたチームは、大学選手権での再戦でリベンジを果たす』 過去5シーズンで4度──。今季の対抗戦の早明戦で快勝(35-21)した明治大は、このジンクスを跳ね返すべく大一番に臨んだ。しかし、結果は早稲田大に惜しくも21-27で屈し、またも壁を打ち破ることはできなかった。 試合終了と同時にピッチに倒れ込んだ明治大の石田吉平この記事に関連する写真を見る ノーサイド直後、試合の感想を聞かれた石田は、目を赤くしながら言葉を発した。 「負けたのはキャプテンである自分の責任です。(大学)4年間がフラッシ

    ラグビー明治大・石田主将「数えきれないくらい、ひとりで泣いた」。誹謗中傷に耐え続けて戦った大学最後の1年間
  • 球審が見た完全試合、ロッテ佐々木朗希の105球。「やはりモノが違う」「球場は普通の状態ではなかった」

    2022年4月10日、佐々木朗希投手(ロッテ)がオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で完全試合を達成した。当日の試合の球審を務めた橘髙淳審判員の話を収めた記事は、邦初公開となる。 今年4月10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希この記事に関連する写真を見る 【38年の審判生活で初の経験】── 通算38年、3001試合のジャッジ、お疲れ様でした。また完全試合の球審は、2022年シーズンを最後に38年間の審判生活を退く橘髙審判員(60歳)に対して、「野球の神様」からのご褒美だったのかもしれませんね。過去、球審以外でもノーヒット・ノーランの経験はありますか? 橘髙 球審では、2017年に山口俊投手--スコット・マシソン投手--アルキメデス・カミネロ投手(巨人)がセ・パ交流戦のソフトバンク戦(東京ドーム)で「継投でのノーヒット・ノーラン(参考記録)」を達成した

    球審が見た完全試合、ロッテ佐々木朗希の105球。「やはりモノが違う」「球場は普通の状態ではなかった」
  • 広澤克実が驚愕した「これぞ魔球」10選。「顔付近に来たボールが外角に決まるなんて...打てるわけない」

    webスポルティーバ野球の記事一覧プロ野球広澤克実が驚愕した「これぞ魔球」10選。「顔付近に来たボールが外角に決まるなんて...打てるわけない」 ヤクルト、巨人、阪神の3球団で4番を打った唯一の選手である広澤克実氏は、通算19年の現役生活で1736安打、306塁打を放った。現役引退後は阪神の打撃コーチを務めるなど、引退後も多くの投手に触れてきた。広澤氏曰く「どうしても打者が攻略できないボールは魔球である」。1985年のプロ入り以来、40年近くプロの球を見続けてきた広澤氏に「魔球」を投じた10人の投手を挙げてもらった。 わかっていても打てないと称された藤川球児のストレートこの記事に関連する写真を見る 【藤川球児の火の玉ストレート】 プロ野球草創期の沢村栄治さん(巨人)や、"怪童"と呼ばれた尾崎行雄さん(東映)はすごく球が速かったと聞く。また江川卓さん(巨人)の全盛期のストレートは「ホップす

    広澤克実が驚愕した「これぞ魔球」10選。「顔付近に来たボールが外角に決まるなんて...打てるわけない」
  • 箱根駅伝で青山学院大の台頭に「あそこまで一気に強くなるとは予想できなかった」。元駒澤大・大塚祥平が学生時代を振り返る

    webスポルティーバその他競技の記事一覧陸上箱根駅伝で青山学院大の台頭に「あそこまで一気に強くなるとは予想できなかった」。元駒澤大・大塚祥平が学生時代を振り返る 2024年パリ五輪のマラソン日本代表の座を狙う、箱根駅伝に出場した選手たちへのインタビュー。当時のエピソードやパリ五輪に向けての意気込み、"箱根"での経験が今の走り、人生にどう影響を与えているのかを聞いていく。 ※  ※  ※  ※ パリ五輪を目指す、元・箱根駅伝の選手たち ~HAKONE to PARIS~ 第9回・大塚祥平(駒澤大―九電工)前編 駒澤大時代、大塚祥平(現九電工)は5区で区間賞を獲得したこの記事に関連する写真を見る 大塚祥平にとって2023年秋のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)は2度目の挑戦になる。2019年の1度目は、中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ)、大迫傑(ナイキ)のトップ争いをうしろから見

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  • 「明治愛」を胸に帝京大との大一番へ。オリンピアンWTB石田吉平には「隠し球」がある

    大学ラグビー2022注目選手インタビュー 明治大・石田吉平(4年/WTB) 大学ラグビーが佳境を迎えようとしている。11月20日、開幕から5連勝中の帝京大と明治大が東京・秩父宮で激突。この試合で今季の大学ラグビーの趨勢が見えるだろう。 ラグビーファンが見守る大一番で注目したい選手が、大学ラグビー界唯一のオリンピアンとして明治大を引っ張るキャプテンWTB(ウィング)石田吉平(4年)だ。 高校時代からセブンズの日本代表として活躍してきたスピードランナーは、99代目のキャプテンとなった責務を果たすため、4年になった今季、初めて明治大でのラグビーに集中している。大学生随一のランナーに現在のチーム状況を聞きつつ、個人の将来の目標にも迫った。 ※   ※   ※   ※   ※ 明治大の99代目キャプテンを務める石田吉平この記事に関連する写真を見る―― 11月6日に行なわれた「慶明戦」は、メンバー外で

    「明治愛」を胸に帝京大との大一番へ。オリンピアンWTB石田吉平には「隠し球」がある
  • 伝統のラグビー「慶明戦」はなぜ大差がついたのか。3年生BKコンビが主将不在の明治大を「前へ」押し進めた

    webスポルティーバその他球技の記事一覧ラグビー伝統のラグビー「慶明戦」はなぜ大差がついたのか。3年生BKコンビが主将不在の明治大を「前へ」押し進めた 全勝対決を制したのは「紫紺」だった。 11月6日、埼玉・熊谷ラグビー場で関東大学ラグビー対抗戦の明治大対慶應大が行なわれた。近年は明治大のほうが順位では上位ながらも、過去5年を振り返ると慶應大が3勝2敗と勝ち越しているように、毎年クロスゲームとなる伝統の「慶明戦」。しかも、今季はともに開幕4連勝での激突となった。 慶明戦で2トライを奪った明治大3年生の伊藤耕太郎この記事に関連する写真を見る 澄みきった秋晴れのなか、紫紺のジャージーの明治大が今季一番のラグビーを見せた。「重戦車」が代名詞のFWによる奮闘もあったが、特に目立ったのはBK陣。アタックでは8トライ、守っては相手をノートライに抑え、54−3と快勝して開幕5連勝を飾った。 就任2シーズ

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  • ヤクルト・内山壮真の起死回生の同点弾を生んだオリックスバッテリーの「一瞬の隙」と「村上宗隆の影」

    シリーズ第2戦が神宮球場で行なわれ、延長12回の末、3対3の引き分けに終わった。オリックスは3回、先発した山﨑福也のライト前タイムリーなどで2点を先制。5回に杉裕太郎のタイムリー内野安打で1点を追加した。 その裏から継投に入って8回まで無失点でつないだが、ヤクルトは9回裏、無死1、2塁から代打・内山壮真が起死回生の3ランで同点に。延長戦では互いにチャンスを生かせず、5時間を超える試合となり、そのまま引き分けた。この試合のポイントについて、ヤクルト時代に3度の日一に輝いている秦真司氏に聞いた。 日シリーズ第2戦、9回裏に起死回生の同点3ランを放ったヤクルト・内山壮真この記事に関連する写真を見る 完全な勝ちパターンが... オリックスは序盤からいいペースで試合を進めてきて、完全な勝ちパターンのゲームを追いつかれたので、負けに等しい引き分けだと思います。 初戦から通じて言えることですが

    ヤクルト・内山壮真の起死回生の同点弾を生んだオリックスバッテリーの「一瞬の隙」と「村上宗隆の影」
  • ブッチャーがテリーの右腕をフォークで「えぐり抜きます!」。全日本プロレスの名実況アナが振り返るまさかの瞬間

    webスポルティーバその他競技の記事一覧格闘技プロレスブッチャーがテリーの右腕をフォークで「えぐり抜きます!」。全日プロレスの名実況アナが振り返るまさかの瞬間 全日プロレス50周年 実況アナウンサー・倉持隆夫が語る記憶に残る名勝負(1) ジャイアント馬場さんが1972年10月22日、東京・両国の日大講堂で旗揚げした全日プロレスが50周年を迎える。 全日は、日プロレスを退団した馬場さんを日テレビが全面的にバックアップし、設立を後押しした団体だ。同局は1972年10月7日から、毎週土曜夜8時のゴールデンタイムで「全日プロレス中継」をスタート。放送時間は移り変わったが、2000年6月21日までの27年8カ月にわたって、馬場さん、ジャンボ鶴田さん、天龍源一郎さん、三沢光晴さんの日人選手、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・ファンクス、ミル・マスカラス、スタン・ハンセンら世界のスターレス

    ブッチャーがテリーの右腕をフォークで「えぐり抜きます!」。全日本プロレスの名実況アナが振り返るまさかの瞬間
  • アントニオ猪木を撮り続けて半世紀。そばにい続けたカメラマンが明かした「最後の闘魂」

    猪木vsモハメド・アリ。 1976年6月26日。この試合だけはどうしても見たかった。まだ、大学生だったが友人と5000円のチケットを買って日武道館に行った。短い時間だったが、幸運にもリングサイドでその試合を撮影することができた。 1976年6月26日、日武道館で行なわれた猪木vsアリ戦この記事に関連する写真を見る その後、こんなにも長くアントニオ猪木を撮ることになるとは思っていなかった。それなのに50年以上の歳月がすでに経過していた。猪木さんは79歳。私も干支は同じだが、一回り下だ。 一瞬一瞬の光景がフィルムや印画紙に残っているが、古くても新しくても私にはつい昨日のことのように思える。 普段は心の優しい寂しがりや 猪木さんの死の4日前。9月27日の夜、私は猪木さんの寝室にいた。猪木さんに呼ばれて、いつものように数人で事をしたあと、ベッドのそばで過ごすという不思議な時間だった。 猪木さ

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  • 「ボールが消えた」「速くて見えない」カープ黄金期の名プレーヤー・高橋慶彦が驚愕した5人の名投手

    広島黄金期の中心メンバーとして活躍し、1979年には33試合連続安打の日記録を樹立した高橋慶彦氏。晩年はロッテ、阪神でもプレーするなど、17年の現役生活を過ごした高橋氏に「すごいと思った投手」を5人挙げてもらった。 豪快なマサカリ投法から通算215勝をマークした村田兆治この記事に関連する写真を見る村田兆治(元ロッテ) プロに入って、最初に「すごい!」と思ったのは村田兆治さん。初めて対戦したのは、プロに入ってまだ間もない頃のオープン戦だったんだけど、「これがプロのボールか」と思い知らされた。 "マサカリ投法"と呼ばれたダイナミックなフォームから投げ込むストレートも強烈だったけど、村田さんはフォークがとんでもなくすごかった。スイングしようと思ったら、当に目の前から消えた。ボールってこんなに変化するんだって、驚きしかなかった。「こんなボールどうやって打てばいいの」って......。 村田さん

    「ボールが消えた」「速くて見えない」カープ黄金期の名プレーヤー・高橋慶彦が驚愕した5人の名投手
  • 「きつねダンス」で球場を盛り上げるファイターズガール12名の素顔。ダンスの魅力、熱くなった試合を語ってもらった

    美しき球団チアリーダーたち 第16回 日ハムファイターズ マスコットガール「FIGHTERS GIRL」 2022シーズンメンバー プロ野球の試合をスタンドやグラウンドで盛り上げる各球団のチアリーダーたち。彼女たちのレベルの高いダンスに釘づけになるファンも多いはずだ。この連載では、各球団のチアリーダーにダンスやチームへの思いをインタビュー。16回目は、日ハムファイターズ マスコットガール「FIGHTERS GIRL(ファイターズガール)」のメンバー全27人から12人が登場。「きつねダンス」のパフォーマンスが大フィーバーを巻き起こしている彼女たちに話を聞いた! メンバー12名のフォトギャラリー(54枚)はこちら>> ファイターズガールのメンバーたちこの記事に関連する写真を見る 安達小春この記事に関連する写真を見る●安達小春 Adachi Koharu 在籍:2年目 出身:札幌市 ーーファ

    「きつねダンス」で球場を盛り上げるファイターズガール12名の素顔。ダンスの魅力、熱くなった試合を語ってもらった
  • 中日・根尾昂の投手転向に広岡達朗は理解「前の監督は何をやっていたのか。なぜ適性を見極めるのに3年もかかった」

    昨年オフ、立浪和義が中日の監督に就任し、なにかと話題を振りまいた。注目されることでチームの活性化にもつながり、新生・中日ドラゴンズが見られると大きく期待が膨らんだ。シーズン当初は勝率5割をキープし、若手の石川昂弥と岡林勇希をレギュラーに抜擢。投手の配置転換も功を奏し、「今年こそは」の期待を抱かせた。 しかし5月下旬に石川が左膝前十字靭帯不全損傷によりシーズン絶望。京田陽太、高橋周平が極度の打撃不振とケガにより二軍降格。投手陣も、セットアッパーの岩嵜翔が移籍後初登板を果たすもわずか4球でアクシデント降板し、ローテーション投手として期待された勝野昌慶は絶不調。気づけばセ・リーグ最下位に甘んじている。 今年6月に野手から投手に転向した中日・根尾昂この記事に関連する写真を見る 立浪監督に助言した3年計画 そんな中日に広岡達朗はこうアドバイスを送る。 「立浪とは3回ほど電話で話したかな。『1年目から

    中日・根尾昂の投手転向に広岡達朗は理解「前の監督は何をやっていたのか。なぜ適性を見極めるのに3年もかかった」
  • 衝撃の1対4トレード。牛島和彦は深夜2時に星野仙一から「ネクタイして待ってるから家に来い」と呼び出された

    牛島和彦インタビュー(後編) 前編:ドカベン・香川伸行との思い出はこちら>> 中編:星野仙一にかわいがられた日々はこちら>> 2005年から2年間は横浜の監督を務めた牛島和彦氏この記事に関連する写真を見る 引退も覚悟した「1対4トレード」── 1986年オフ、39歳で中日ドラゴンズの監督に星野仙一さんが就任しました。それと同時に発表されたのが、ロッテ・落合博満、中日・牛島和彦、上川誠二、平沼定晴、桑田茂による「1対4トレード」でした。当時、牛島さんは25歳、プロ7年目を終えたばかりのことでした。 牛島 右ひじの治療のために、名古屋から下呂温泉に治療に行った時のことでした。着いたらすぐに電話がかかってきて、「すぐに戻って来い」と言われました。「何の用ですか?」と聞くと、「いいから戻って来い。帰ってきたらしゃべるから」って。その時点ですでにトレードの予感はあったけど、まさか「1対4」だとは思わ

    衝撃の1対4トレード。牛島和彦は深夜2時に星野仙一から「ネクタイして待ってるから家に来い」と呼び出された
  • 「球史に残る5人の名投手」をジャッジ歴35年の杉永元審判員が選出。「野球を8イニングに変えた男」がいた

    webスポルティーバ野球の記事一覧プロ野球「球史に残る5人の名投手」をジャッジ歴35年の杉永元審判員が選出。「野球を8イニングに変えた男」がいた 昨年までプロ野球の審判を務めた杉永政信氏。ジャッジ歴35年はNPB史上4位タイの長さである。そんな超ベテラン審判員だった杉永氏に、これまでジャッジしてきたなかで「印象に残っている投手5人」を挙げてもらった。審判員が選ぶ「名投手」の条件とは? 日人選手初の「100勝・100ホールド・100セーブ」を達成した上原浩治この記事に関連する写真を見る上原浩治(元巨人ほか) 「絶対に抑える」「絶対に勝つ」という観点からすれば、上原浩治投手は当の意味で最強の投手でした。日球界唯一の「100勝・100ホールド・100セーブ」を達成したように、先発、中継ぎ、抑えで実力を発揮した稀有な存在です。 9イニング平均与四球率2.00個で抜群のコントロールと言われると

    「球史に残る5人の名投手」をジャッジ歴35年の杉永元審判員が選出。「野球を8イニングに変えた男」がいた
  • スワローズに激震が走った1週間。「内川聖一がクラブハウスに...」「山田哲人の車が...」

    7月8日、ヤクルトは二軍で調整中の石山泰稚、丸山翔大が新型コロナウイルスに感染したと発表。翌日の午前中にも、同じく二軍で調整中だった川端慎吾とスタッフ1名も陽性判定を受けた。それから数時間後、NPB史上最速で優勝マジックを点灯させたチームが非常事態に陥ることになる。 スワローズに激震が走った1週間を追った。 ひっそりと静まり返るヤクルトのクラブハウスこの記事に関連する写真を見る 史上最大の非常事態7月9日 一軍は神宮球場で阪神戦を控えていた。12時40分すぎ、道を隔てた場所からクラブハウスを眺めていると、内川聖一の姿を確認。この時点では<二軍で好調を続けていた内川がようやく一軍登録? 誰と入れ替えだろうか>とノートに書き込む。 内川がいたことをスポーツ紙の記者に話すと、「西浦(直亨)も一軍昇格ですかね。あそこに車が停まっています」と教えてくれた。 この時点で、クラブハウスの風景に少し違和感

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  • 「オリンピックの影響力はすごい」女子ボクシング・並木月海が語る銅メダル獲得後の変化と今後

    並木月海インタビュー(後編) 前編:並木月海が語る那須川天心との秘話>> 東京五輪ボクシング女子フライ級で銅メダルを獲得した並木月海。インタビュー前編では、幼馴染である那須川天心について聞いたが、後編では自身のボクシング人生を中心に語ってもらった。パリ五輪での金メダルはもちろんだが、いま並木が気で目指しているものとは──。 2024年のパリ五輪での金メダルを目指している並木月海この記事に関連する写真を見る ── オリンピックで銅メダルを獲得して、なにか環境の変化などありましたか。 「私自身、なにか特別に変わったということはないのですが、オリンピックをきっかけに講演やイベントに呼んでいただくことが増えて、試合とは別にボクシングを知ってもらえる機会が増えましたね。女子ボクシングの普及や知名度アップが私のやりたいことのひとつなので、ありがたいことだと思いますし、オリンピックの影響力はやっぱすご

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  • ロコ・ソラーレが日本選手権で優勝できたのはなぜか。ディティールを突き詰めた総合力の高さを証明した

    北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで開催された今季(2021-2022)最終戦となる『第39回 全農 日カーリング選手権』は、北京五輪で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが終始安定した試合運びで優勝。来季(20222023)の日本代表となった。 日選手権で2年ぶり3度目の優勝を飾ったロコ・ソラーレこの記事に関連する写真を見る その戦いぶりは決して派手なものではなかった。ロコ・ソラーレがラウンドロビン(総当たりの予選リーグ)の8試合で、3点以上を獲得したビッグエンドはわずか3エンド。フォルティウスが8エンド、中部電力と北海道銀行がそれぞれ7エンドと、クオリファイ(プレーオフ進出)したチームと比較すると半分以下だ。 だが一方で、スチールは15エンドとトップの数字を記録。多くのエンドで、リード吉田夕梨花の2投でセンターラインを押さえてハウスを狭め、プレッシャーをかけ続けた結果だ

    ロコ・ソラーレが日本選手権で優勝できたのはなぜか。ディティールを突き詰めた総合力の高さを証明した