NGN構築/サービス基盤として期待 これまでにNGNとJSLEEの関連が明確に語られたことはほとんどなかったと言ってよい。その背景は,NGNの標準化活動が本格化した時期とJAINのコミュニティ活動が当初の目的を達成して収束する時期が重なったことのほか,JAINコミュニティがITU(国際電気通信連合)やETSI(欧州電気通信標準化協会)などの標準化団体と明確な協業関係を築かなかったことなどが,要因になったと推測される。 しかしJSLEEは,NGNのサービス・ストラタム(の特に上位部分)の構築基盤としての可能性を持っている。今後はANI(application network interface)を利用したアプリケーションを構築する際のオープンな基盤としても期待されている。つまりNGNそのものの構築基盤として,そしてNGNを利用する側のアプリケーション・サービス基盤としての可能性を持っているこ
![第36回 JAINとJSLEE(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)