日本人と西洋人との違いがハッキリ現れる点 では、そのヨーロッパ人とはどんな気質を持っていたのか? 『日本1852』の中に現れる、日本人に対しての描写から少し得られる情報があります。 日本の男性も態度が立派でマナーが洗練されている。それは身分の高い者だけの特徴ではない。一般人にも、喧嘩が早かったり大法螺を吹いたり。不快になるほどだらしない者はまずいない。p306 要するに、日本とは違いヨーロッパでは「喧嘩が早かったり大法螺を吹いたり。不快になるほどだらしない者」が見られるから、日本で見られないことが新鮮に映ったのでしょう。確かに現在のヨーロッパでもそういう人を見かけることがあり、それが日本と違うことだと感じることが度々あります。 「私は日本人の顔を注意深く観察したのだが、誰一人としてロシア人に対して嘲りや憎しみの表情を見せている者はいなかった。私たちを見下すような、あるいは嘲るような行動は全
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