いわゆる若者の無業問題を論じるさいに、「やりがいのあることをしたい」という若者の欲求を大人が批判するという図式があります。つまり、何か世の中の役に立つこととか「これだ」と思えることをしたい、何が自分の好きなことなのかが分かるまで探し続けたいという若者に対して、まずは働きなさいという大人からの叱りです。 この大人たちの叱りには一理あるのかもしれません。本田健さんは『ユダヤ人大富豪の教え』の中で、「自分の好きなことが何かわからないという者は、自分の目の前にある仕事に取り組むことの大切さが分かっていないんだ」と述べています。 また社会学者の山田昌弘さんは、スマップの「世界に一つだけの花」という歌の流行と若者の「好きなことをみつけなきゃ」という傾向との関連性を指摘し、そういう「夢」を見ることが若者の無業者の増加につながっていること、したがって過大な夢を見させずにカウンセリングにより適切な仕事選択を
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