10月13日、東京・六本木にある泉ガーデンコンフェレンスセンターにて「東北大学脳科学グローバルCOE発足シンポジウム」が開催された。「脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点」を掲げ、生命科学を基盤に据えた脳神経科学研究を行ない、かつ、脳神経科学リテラシーを持った人材を社会へ還元することを目指すという。 研究グループは、遺伝子から個体の行動までを扱う「ゲノム行動神経科学グループ」、認知機能を脳と身体、環境との相互作用で理解する「身体性認知脳科学グループ」、人間を取り巻く環境や人間同士の関連性までを包括的に扱う「社会脳科学グループ」の3つに分かれている。そのうち「身体性認知脳科学グループ」では、東北大学大学院 工学研究科 電気・通信工学専攻 工学教授の石黒章夫氏が「脳・身体・環境の相互作用から生み出される知能~ロボットを作りながら理解する構成論的アプローチ」というテーマで研究を行なう。 まずは