多くのビジネスパーソンが最も頻繁に利用する業務アプリケーションのひとつであるメール/グループウエア。円滑な社内コミュニケーションを実現するうえで欠かすことのできない基盤システムだが、あまりにも日常的な存在であるがゆえに、その強化がないがしろにされるケースが目につく。ここにきて、国内企業の間ではさまざまな課題が顕在化しつつある。 今日、企業の経営幹部に主要な経営課題を尋ねると、かなりの割合で「社内コミュニケーションの活性化」「情報共有の高度化」といったテーマが上位に挙げられる。こうした思いは、当然ながら社内のIT環境を整備する立場にある情報システム部門責任者にも共有されている。 2013年1月にITRがJIPDECと共同で実施したアンケート調査でも、IT部門が2013年に重視する経営課題として、「社内コミュニケーションの強化」を挙げた回答者は40.5%に上り、全体で2番目という高さであった(