設備を会社の経費として落とせる? ―固定資産の管理と減価償却の仕組み テーマ:会計 基礎編 2009年4月15日 固定資産と減価償却の関係 企業が取得する機械や備品などの固定資産は、長期にわたって事業活動に使用され、時の経過や使用頻度に応じてその資産価値が減少していきます。そのため取得時にその支出額の全額を一括して経費とすることは合理的ではないため、取得時には資産に計上して、使用期間にわたって徐々に費用配分することになっています。これを減価償却といいます。 したがって決算書上の固定資産の帳簿価額はその時価を表している訳ではなくて、将来に配分された減価償却費の未償却残高を表しているという性格があります。 固定資産の分類 固定資産を分類すると表のようになり、企業会計上と法人税法上では分類の仕方が多少異なっています。法人税法では課税所得の算定を目的とすることから、償却の有無や償却方法という点から