[読了時間:2分] 僕自身がメディア企業出身ということもあってオンラインメディアビジネスに関して意見を求められることが多い。「新しいニュースメディアを作ったので見てほしい」という相談を受けることもある。でもそうした「新しい」メディアを見せてもらうと、単なるパソコン向けサイトであることが多い。もちろんYahoo!ニュース的なサービスの見せ方を変えたり、「はてなブックマーク」的なアイデアを改良したりなどの工夫は見られる。しかしそれだけのことである。工夫を加えただけのことなのだ。 これまで何度も書いてきたが、ビジネスモデルが確立したフィールドで新規参入しても先行プレーヤーを追いぬくことは並大抵のことではないし、シェア争いは結末がでるまで時間がかかる退屈な戦いになる。そんなところに時間と労力を使うより、新しいパラダイムに掛けるべきだと思う。21世紀に入ってからだけでも、2,3年から数年単位でネット
[GigaOM:「The Future of Media: Brands Are Publishers Now Too」] 「iPad向け雑誌に未来はない」ということに私たち出版社は早く気づいた方がいいのかもしれません。もう少し正確に言えば“今の”iPad向け雑誌ですが。「動画や音をつければデジタルマガジンがインタラクティブでリッチなコンテンツになって、そうしたらデジタルマガジンは売れる」と考えている(特に編集者の)方々と情報を共有したいと思い、久しぶりに本業(出版)についてNOTEにとりたいと思います。 米国ではiPadなどのタブレットに向けてデジタルマガジンをつくることを「Tablet Publishing」「iPad Publishing」とか「Tablet Editions」と呼んでいます。微妙にニュアンスは違いますが、従来の紙の雑誌とは違う読書体験を伴うデジタルマガジンをつくるこ
先日Adobe Content Viewerを1.3.0に上げた際に表紙画像のプレビューが表示されなかった件ですが、一度ファイルを全部削除して、もう一度.issueファイルをアップし直すとちゃんと表示されました。 ついでというわけではないですが、.issueファイルを読み込ませる過程でどういう処理が行われているのかiTunes上のファイル表示の変化をご紹介します。 #何の役に立つのかとかは気にしない方向で… ファイルと一旦全部削除してから、Adobe Content Viewerを起動します。 Adobe Content Viewer上で「Updating Library」と表示が出て、「issues」「library」の2つのフォルダと「Library.plist」「version.plist」の2つのファイルができました。 issueファイル(ここでは「PageNav.issue」)を
今年 5 月末に Wired 誌の iPad 版が発売された。発売当初の熱気が落ちついた今でも、販売数としては十分満足できるレベルにあり、紙媒体との共食いも起きていない。とりあえずは新しい市場の創出に成功した、と出版社では考えているそうだ。アドビにとっても、iPad 版 Wired は電子出版ソリューションへの最初の取り組みであり、Adobe Digital Publishing Suite のベースともなった重要なプロジェクトだ。 MAX 2010 では、Wired on the iPad のデザインが出来上がるまでの過程を、実際にプロジェクトに関わった 2 人のデザイナーから聞く機会が提供された。以下その内容を紹介したい。 Wired のデザインについて語る Bruce Bell(左)と Justin Van Slembrouck(右) 出版の間隔によりデザイン要件が異なるという。今回
2010年10月27日に大塚商会・本社で行われた電子書籍セミナー 「Adobe Trend Seminar vol.2 電子出版時代に備えるべきノウハウ教えます!」に参加。 2部構成(第1部はEbAJの清水氏、第2部はAdobeの岩本氏)で 2010年10月現在の電子書籍の動向を理解するのに有意義なセミナーでした。 下記はそのメモです。 第1部/電子書籍〜最新動向と成功の鍵 イーブック・アソシエーション・ジャパン/清水武〜 イーブック・アソシエーション・ジャパン=電子書籍専業の企画・製作・販売会社。 企画から大体90日でリリース。製作実績は30点ほど。 主な実績「そこまで言うか」「女性の健康生活マガジンJineko.net/」 「Jineko.net/」は3分の2が海外からのダウンロード。 不妊・妊娠・出産・育児の情報(紙)が海外だと手に入りにくいから? ●なぜi
鳴り物入りで登場した割には日本語圏がすっかり置き去りにされており、いろいろと出版社やらなんやらが大わらわで電子書籍に取り組み始めた効果もいかほどのものなのか疑問符を呈さざるを得ない……というような感じになっているわけですが、そういえばアメリカでは一体どうなったのでしょうか? というわけで、雑誌に絞ってアメリカの電子書籍市場の実態を見てみた詳細は以下から。 iPad vs Magazines | Printing Choice 現時点でアメリカにて発行されている雑誌は全部で1133誌。アメリカ国内での雑誌の総売上は45億ドル(約3837億円)。2010年7月時点で公式にiPad向けアプリを提供している雑誌は40誌となっています。 ちなみに、最も売れている雑誌(ニューススタンドという新聞や雑誌を販売するキオスクのようなもの経由)は「Reader's Digest」で1ヶ月に800万部。最も定期
米雑誌「WIRED Magazine」の iPad 版が現地時間 26 日にリリースされた (本家 /. 記事, マイコミジャーナルより) 。 iPad 版は紙媒体をそのまま移植したのではなく「デジタル版」として強化されているとのことで、一部では高い評価を受けているようである。しかし一方では「紙媒体のデザイナーの考えるインタラクティブな雑誌」の域を出ていないとのことの意見もある。 Interfacelab の記事によれば、jail break した iPad を使いアプリケーションの中身を調べたところ、iPad 版 WIRED は大量の画像と、それをレイアウトするための XML ファイルの集合体のようなものであるという。その画像数は 4,109 にも及ぶとのこと。各ページは大きな画像であり、1 ページにつき縦位置用と横位置用の画像がそれぞれ存在するとのこと。「インタラクティブ」な画像も J
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