昨日ひとり草に遊び 今日もまた草に遊ぶ 野の命 空に向かひて 明日の日の光を夢む 愛でるものだに無きとても 花は咲き 種を結びて みどり褪せ 葉は枯るるとも 地に潜る根は冬を生く 猫ぱりぱり引き戸を掻きて ばりばりと壁で爪研ぐ あの夏を君らは知らず 網戸には穴なかりしを 天かける雲の早さよ 時もかくありなんと見ゆ 猫は鳴く 訳知り顔で 今のみは想ひを共にす と ※紫の実:コムラサキ ※ピンクの小花:キツネノマゴ *** ^・_・^ なにぶつぶつ言ってたの? 草むしりをしていましたら、ふと詩を思い出しまして。 島崎藤村の詩なんですけれどね。 途中、思い出せない部分が多くて。 もやもやするので作り替えてしまいました。 最後の一行が五七調から外れちゃったよ。 ^ー_ー^; 名作にしつれい。 ☆元の詩はこちら。 「千曲川旅情のうた(二)」 sybrma.sakura.ne.jp