「千回犯して海に還そうぜ」 そんな気持ちを感じていました。ふざけている。舐めている。何なのだコイツは。姿を現すならばまだ許せる。それは誠意だ。しかし、姿も見せずに居なかったお前は人間なのか?幻なのか?殺すしか無いのだ。殺せるなら殺すしか無い。怒りに打ち震えた私は腹を決めたのです。 私はロックンロールバンドを作ろうとしていました。詳細は省きますが「後藤さん、僕たちは脱退します」と言うメールが一通来たのです。ボーカル、ベース、ドラムの連名のメールでした。私は何かもうそいつらはどうでも良かったし、ただただギターの音を超強烈に上げて演奏したいだけだったので「おっけー!いいよ!」と返事をしたのを覚えています。「本当にいいんですか?」と返事が来た時はちょっと笑ってしまいました。 さて、バンドのメンバーを探すにはどうしたら良いのでしょうか?私が関西の中核都市に居た頃はネットは発展していないですし、携帯で