今から60年ちょっと前に、ある国にこんなことを行った政府がありました。 自然との共生をうたい、化学肥料が土壌を破壊するとして有機農法を推進しました。厳格な自然保護や動物愛護の法律も制定しました。動物の屠殺にあたっては苦痛を与えないようにとしました。ちなみにユダヤでは動物を屠殺するのに麻酔はしていませんでした。タバコや酒は良くないものとされ、パン屋さんは全粒粉のパンを焼くことになっていました。またアスベストや食品添加物の規制も行われました。 これらは全てナチス・ドイツが行った施策です。ナチスは「人間中心主義」から「生物圏平等主義」という、エコロジーのひとつの理想を目指したかのようにも見えます。 単純な話、人間の活動が自然環境や他の動物の生活に害をもたらすのであれば人間が地球上からいなくなればいいわけです。いなくなるのはいくらなんでも、というのであればせめて数を減らせばいい。そしてきちんと自然