企業の取材を続けていると、いじめやパワハラの存在を感じさせる会社や職場は少なくない。それを観察していると、いくつかの共通項があることに気づく。共通項といっても、少なくとも10はある。今回は、そのうちの5つを紹介したい。転職などで会社を選ぶ時などの参考にしてもらえれば幸いだ。現在、勤務している会社で、いじめやパワハラなどが頻発するようなら、以下に挙げる5つのうち、どれかが該当している可能性が高いだろう。 1.社員数50人以下の会社 会社の規模が小さいと、社内の体制が未成熟である場合が多い。特に、50人以下の会社は、就業規則などのルールが社員に十分、浸透していない傾向がある。さらには、賃金が慢性的に伸び悩んだり、退職金の規定がない会社も少なくない。知名度が低く、ブランド力もないため、採用力が弱いという弱点を持つ。こういう状況では、会社を辞めていく人が後を絶たず、社員の定着率は低くなり、管理