「桃田と田児の謝罪会見をテレビで見ていましたが、彼らはまだ本当のことを隠しています。とくに桃田です。闇カジノに通ったのが計6回、賭けた金額が50万円という数字は少なすぎる。また、二人とも店内で暴力団関係者を見かけなかったと話していましたが、それは考えられないことです」 こう語るのは、東京・錦糸町にあった違法カジノ店「P」の事情に詳しい暴力団関係者である。 リオデジャネイロ五輪出場が確実視され、金メダル獲得の期待も高かったトップアスリートが闇カジノに通っていた……。読売ジャイアンツ所属選手の野球賭博事件に引き続いて発覚した、新たな賭博事件が社会に波紋を広げている。 4月8日、桃田賢斗(21歳、NTT東日本所属)、田児賢一(26歳、同)両選手は都内で記者会見を開き、’14年末から数ヵ月間、錦糸町の闇カジノに通い、多額の現金を賭けていたことを認め、謝罪した。 「本来ならば自分が止めないと