◇3次訴訟控訴審 「もう戦い続ける気力がない--」。医師に水俣病と診断されたにもかかわらず、国には認定されず補償を受けられていない男女2人が国や昭和電工などを相手に損害賠償を求めた新潟水俣病3次訴訟の控訴審は23日、原告側の訴えを退ける判決が下った。原告の一人である阿賀野市の80代男性は高齢で体が弱り、この日は傍聴に来ることもできなかった。敗訴の知らせに、自宅でがっくりと肩を落としたという。 日々の食事のため、子どもの頃から毎日父と阿賀野川の魚を取った。手先にビリビリとした痛みが走る感覚障害が出始めたのは30歳ごろ。今も就寝時、足に度々激痛が走るという。「こんな体の痛みを与えた昭和電工に負けてらんねえ」と訴訟を続けてきた。 しかし、この日の判決では1審と同じく、魚を多食していたとは認められず、感覚障害は別の病気によって生じている可能性があるとの判断が下された。新潟水俣病を予見できなかった被
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