ワシントン特別区、1月21日(AP)― 米の首都ワシントンにあるリンカーン記念堂の前で、南部カトリック系男子高校の生徒らが先住民男性を取り囲んであざ笑う動画がインターネットに投稿されたことを受けて、ケンタッキー州の監督教区が1月19日、謝罪を表明した。 先住民族の権利を訴える「先住民族の行進」と、同高校生らも参加した数千人規模の人工中絶に反対する「いのちの行進」が偶然重なったリンカーン記念堂の前で18日、トラブルを未然に防ごうと、2つのグループの間に入ったネーティブ・アメリカンのネイサン・フィリップスさんが、太鼓を叩いて祈りを捧げた。 すると、フィリップスさんの目の前に、「アメリカを偉大に」という標語が入った帽子をかぶった1人の高校生が立ちはだかり、あざ笑うような目つきでフィリップスさんを凝視。これに合わせて、周りにいた高校生らもフィリップスさんをからかうような言動を繰り返した。 この様子