東京都知事の石原慎太郎氏が4男に対して(知事の権限を利用して)仕事を発注したんじゃあないのかという疑惑について都知事が「違法性があるなら指摘せよ」というような弁解をしていた。それに対して「法律に違反していなければ何をしても良いのか」という批判的な記事を新聞で読んだ。 私は石原慎太郎を擁護するものではないが、批判をするなら法律にのっとって違法性を指摘せよという石原氏の意見は至極もっともではないかと感じた。それというのも、良いか悪いかの基準というのは法律で全部定めようというのが、法治国家の基本的なスタンスではないかと思うからだ。 何が正しいことで何が間違っていることなのか、それは人によって基準が全然違う。だから一般市民が選挙で代表を選んで、立法府で法律を作って「何が間違っているか」を決めましょうということが法治国家での基本的な考え方なんだと思っている。 それなので、「法律に違反していなければ何