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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (3)

  • 新車の匂い : 有機化学美術館・分館

    6月23 新車の匂い カテゴリ:雑記 においの好みというのは人それぞれで、中には妙なにおいが好きだという人がいます。ちょくちょく見かけるのが「タクシーのにおいが好き」という人で、あれが苦手な筆者にとっては謎というしかありません。 買いたての新車には、独特のにおいがあります。これも好みが分かれるところですが、やはりこれも愛好者がいて、「新車のにおいの芳香剤」というものまで売っているようです。 ではあのにおいの正体は何なのでしょうか?先日、海外のサイトに記事がありました。新車の中の空気を詳しく分析すると、50〜60種の化合物が検出されるのだそうです。主なものの構造は下にある通りで、簡単な芳香族化合物の他、いくつかのアルカン類が見つかるのだそうです。 上段:トルエン、エチルベンゼン、スチレン 中段:キシレン類 下段:トリメチルベンゼン類 これらがいったいどこから来るかといえば、車の内装のプラスチ

    新車の匂い : 有機化学美術館・分館
  • 酒で超伝導が起きる理由 : 有機化学美術館・分館

    7月17 酒で超伝導が起きる理由 先日のヒ素細菌決着に続き、話題になった研究のその後についてフォローしておきましょう。 ちょうど2年ほど前、物質・材料研究機構(NIMS)から発表された「ワインで超伝導」という論文が話題になりました(当ブログ記事)。鉄・テルルなどから成るある種の物質は、そのままでは超伝導性を示さないものの、ワイン、ビール、日酒、ウイスキー、焼酎などにこの物質を浸して煮ると超伝導物質になるというものです。びっくりというか、いったい何を考えてこの発見をしたやら、ぜひ聞いてみたいような話です。 鉄-テルル系物質の構造 この話、ポイントをまとめると以下の通りです。 ・物質はそのままでは超伝導性を示さない。 ・鉄-テルル系物質を長期間空気中に放置しておくと、超伝導性を示す。 ・鉄-テルル系物質をワインなどで煮れば、長期間待たなくとも超伝導を起こせる。 ・酒の種類は赤ワインがベスト。

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  • 保護基をめぐる恐怖譚 : 有機化学美術館・分館

    2月19 保護基をめぐる恐怖譚 今回はちょっと趣向を変えて小咄、というか有機合成の専門家なら身の毛もよだつような恐ろしい話。以前どこかで見かけたものを、筆者がちょっと脚色したものです。 ================ 有機合成化学における最大の悪夢のひとつは、全合成の最終段階近くまで来て保護基が外れないという事態だろう。よくあるケースだが、ただこれだけのことで今までの営々とした苦労が全て水の泡になるのだからたまらない。さまざまな条件を検討し、必死の苦労を重ねてもダメな時はダメだからこの世界は厳しい。 ベンジル基という保護基がある。ヒドロキシ基やカルボキシ基の保護基としてよく使われる。もののによれば、各種の還元的条件で問題なく外れるとされている。しかし基質が複雑になってくると、どうにもうまく脱保護ができない時も少なくない。 A君もそのケースだった。数十段階を踏んだ全合成の最終工程、これさ

    保護基をめぐる恐怖譚 : 有機化学美術館・分館
    umeten
    umeten 2011/02/20
    サッパリ分からん
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