―Mail Online(英)― バブルじみた不動産ブームは陰りを見せてきたとはいえ、本場パリよりも多くのヴィトンの店があり、世界有数の富裕な都市とされる香港。その巨大な都市の片隅で、180×80センチのケージの中に住む人々を英のカメラメン、ブライアン・キャシーがとらえています。 ケージは三段重ねで、通常のマンション一室に20ほどもあり、月の家賃はおよそ200ドル(約15,000円)。下段はケージに立ったまま入れるので家賃は上がるそうです。トイレと洗面所は共有、しかし台所はありません。このため居住者はファーストフードなどのテイクアウトで腹を充たすことを強制されます。 劣悪な環境。ゴキブリやトカゲ、シラミ、ネズミはごく普通に見られるこうしたケージハウスは、ここ十数年、香港の恥部でした。しかし現在、ケージハウスに住んでいる人口は約10万人ともいわれ、その数は減るどころかますます増える傾向にある