英語の「脳トレ」が足りない日本のゲーム産業【コラム】 しかし、英語力を付けた開発者を増やすことを手放しで推奨していいものかどうか悩むところもある。「東京ゲームショウ」に来日した北米の開発者が「日本の開発者が英語を話せるようになったら、アメリカの会社が積極的にリクルートを始めるよ」と言っていて、納得したことがある。 「教育を受けさせて能力があがると辞めてしまうので、できるだけ屑な仕事をさせとけ」っていう発想と同じですね。それから「始める」ではなくて「始まっている」です。 日本の開発者は日本語しか話せないので、閉じていて北米企業へと流出することがない。英語ができる日本の開発者が増えれば、中長期には日本のプロ野球のようにトップ選手が大リーグに次々と流出して、なかば「二軍化」してしまうということが実際に起きる可能性はある。 それより大きな可能性は、中国やインドをはじめとするアジア圏の人材が日本語を