手話サークルの来年度の書類がやっとできた。去年の手帳がどこへいったか見当たらず、サークルの人にヘルプを頼んで、活動日を書き出してもらい、埋める。1年間の日誌もざっとめくってみて、ああ、去年はこんなことをしてたっけなと思う。▼沢部ひとみ『百合子、ダスヴィダーニヤ―湯浅芳子の青春』女性文庫 平林たい子による評伝『林芙美子・宮本百合子』を読んだあと、おしえてもらって、いそいそと借りてきた。単行本と文庫があり、「文庫あとがき」が見えたので文庫のほうを。湯浅芳子と宮本百合子の友愛の事情を、芳子の側から書いたもの。知人を介して湯浅芳子と知り合った沢部ひとみが、一月か二月ごとに昔話を尋ね、そのつきあいの中からうまれた本である。 沢部があとがきで「ケチで、わがままで、気分屋で、思ったことは歯に衣着せずにズバズバ言う。おいしいものはおいしい。まずいものはまずい。好きは好き。嫌いは嫌い。どこでもいつでもだれに