オーストリアで建設以来30年間操業しないままになっていた原子力発電所が、1,000枚の太陽光パネルを備えた太陽光発電所に生まれ変わった。発電所は7月24日に操業を開始し、年間18万キロワット時の電力を提供する予定だ。 発電所のある低地オーストリアでは供給電力の25%が風力、水力、バイオマス、太陽光などの再生可能なエネルギーを使用している。発電所はウィーンの50キロ西にあるツヴェンテンドルフ村にあり、1978年に5億ユーロをかけて原子力発電所を建設された。しかし、その後住民投票で50.5%が反対したため30年間一度も操業しないままになっていた。 この施設で1,000枚の太陽光パネルを稼動するために、ドイツの沸騰水型原子炉に施設の部品を売却し、従業員向け研修用スペースを提供することで資金調達をはかる。もともとの原子力発電所には200人の従業員が勤める予定だったが、2002年以降は技術者のフ