タグ

ブックマーク / www.inawara.com (1)

  • 勉強室~カドミウムと日本とお米

    ■イタイイタイ病 1968年当時の厚生省によって日の公害病第一号として認定されたイタイイタイ病は、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそくとともに日の4大公害病として教科書などに載っています。 イタイイタイ病は、岐阜県から富山県に流れる神通川流域で起きたカドミウムによる人体被害です。上流部に神岡鉱山などの亜鉛鉱山があり鉱石にふくまれたカドミウムが精製時に川に流れ、農業用水を通って、米、大豆などの作物に吸収されました。カドミウムがふくまれた水を飲み、米や大豆をべ続けた人たちの身体にカドミウムが蓄積し、腎臓を害し、カルシウムの再吸収がうまくできなくなって骨折しやすくなりました。症状がすすむと触るだけで骨が折れるようになり、患者が「痛い痛い」と言うことから「イタイイタイ病」と呼ばれます。 鉱山は、16世紀末に開かれ、大正時代にはイタイイタイ病が発生していたとされています。その後、戦争や戦後の高度

  • 1